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「5万回斬られた男」 俳優の福本清三が死去

2021/01/04 17:41掲載(Last Update:2021/01/04 17:42)
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どこかで誰かが見ていてくれる 日本一の斬られ役・福本清三 (集英社文庫)
どこかで誰かが見ていてくれる 日本一の斬られ役・福本清三 (集英社文庫)
多くの時代劇で「斬られ役」を演じ「5万回斬られた男」の異名をもつ俳優の福本清三(本名:橋本清三)が1月1日に京都市の自宅で死去。77歳でした。

福本清三は、兵庫県城崎郡香住町(現:美方郡香美町)出身。15歳で東映京都撮影所に入社、いわゆる「大部屋俳優」となる。20代後半から斬られ役専門となり、東映や関連会社が制作したほぼ全ての時代劇に出演した。2002年、トム・クルーズ主演の映画『ラスト・サムライ』で寡黙な侍役として主役のトム・クルーズとのツーショットを演じ、ハリウッドデビューを果たす。2014年には映画『太秦ライムライト』で「斬られ役一筋のベテラン俳優」の役で初めて主演を務めた。またトミー・リー・ジョーンズの「宇宙人ジョーンズ」で知られる缶コーヒーのテレビCMでも注目を浴びた。2004年に第27回日本アカデミー賞協会特別賞を受賞。