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ブルース・スプリングスティーン 新アルバム『Letter To You』 ストリーミング配信開始

2020/10/23 07:42掲載(Last Update:2020/10/23 11:15)
Bruce Springsteen / Letter To You
Bruce Springsteen / Letter To You
ブルース・スプリングスティーン(Bruce Springsteen)が盟友Eストリート・バンド(E Street Band)と8年ぶりにタッグを組んだ新作ロック・アルバム『Letter To You』。ストリーミング配信開始。SpotifyやApple Musicなどで聴けます





また、この新作についてスプリングスティーン自身が語る最新インタビューが日本公式サイトで公開。新作のテーマ、制作のきっかけとなった友の死、ファンから贈られた魔法のギター、たった5日間のEストリート・バンドとのライヴ一発撮り(「ボーン・イン・ザ・USA」以来)の新事実、そして、日本への想いなど、アルバムの内容を紐解く貴重なインタビューとなっています。

ブルース・スプリングスティーン・インタビュー(by Tadd Igarashi) 全文はこちら
http://www.sonymusic.co.jp/artist/BruceSpringsteen/info/523292

以下は抜粋

『レター・トゥー・ユー』は過去と現在が重なり合う構造のアルバムだ。そこには10代のブルースが初めて加わったバンド、キャスティールズ時代の回想とそのバンドを共に率いた旧友ジョージ・シースへの追悼、「最後の生き残り」(新作に「ラスト・マン・スタンディング」という曲を収録)となった感慨と、半世紀近い年月を経て、今もなお行動を共にするEストリート・バンドの仲間たちとの兄弟愛とお互いへの感謝があり、70代に入ったブルースの人生と死ぬべき運命への考察が窺われ、それでも変わらぬ音楽の力への信念が全体を貫いている。

「今この瞬間のレコードだが、あなたがバンドを始めた65、68年の精神に戻ったように感じる。これはロックンロールについてのレコードですね?」という質問に対しブルースはこう答えている。

「“音楽”そのものをテーマとして選んだのは初めてだ。これはロックンロールについて、生涯にわたってバンドにいることについてだね。最初のバンドを振り返り、もちろん、この45年続き、今もいるバンド、Eストリート・バンドを振り返ることも含んでいる。主題は音楽そのものと俺たちがファンと一緒に作ってきた世界だね」

高校時代のバンド、キャスティールズのメンバーだった旧友ジョージ・シースの死が『レター・トゥー・ユー』の収録曲の多くを書くきっかけになったとも語っている。

「ジョージの人生の最後の日々に彼と再び連絡をとりあった。自分の最初のバンドの最後の生存メンバーになることはとても珍しい。彼らのほとんどは何らかの理由で若くして亡くなり、ジョージと俺だけが残り、ジョージは2年前の夏に亡くなった。そのことがアルバムの大半の曲のソングライティングを引き起こしたんだ」

収録曲の大半を生み出した具体的な物体が存在する。魔法の力を持つ贈り物のギターである。

「(「スプリングスティーン・オン・ブロードウェイ」の)ショウを終えて劇場から出てきたら、歩道にギターを持った若い男がいた。それにサインが欲しいんだろうと思ったら、『いいえ、これを差し上げたいんです』と言うんだ。一目見て美しく作られたギターだとわかった。それで家に持ち帰った。改めてじっくり見て、弾いてみたら、素晴らしかったよ。本当に熟練の職人技で作られていた。曲を書きたいという衝動にかられたとき、それをふと手にした。そうしたら、大半の曲はそのギターから溢れるように生まれてきたんだ」

『レター・トゥー・ユー』は驚いたことに、わずか5日間で録音を終えたと言われてきたが、実は5日ですらない。

「本当は4日間でアルバムを録音してしまったんだ。5日目は録音を聴き返し、みんなで話をして過ごした。それは素晴らしいプロセスだったね。こういったことが起こるかどうかは予測できない。バンドは完全にライヴで演奏したし、すべてのヴォーカルが最初のテイクなんだ。それは本当の先祖返りだったね。俺たちがライヴですべてを録音した数曲を思い返すと、「闇に吠える街」や「ボーン・イン・ザ・USA」があったけど、ほとんどの曲はバンドがライヴで録音したところに、ヴォーカルをオーバーダビングしたものだった。でも、今回はそうじゃない」

海外ではブルースが来たる大統領選でトランプが再選したら、オーストラリアに移住すると発言したと伝える記事が出て全世界を駆け巡ったが、実はその発言はこのインタビューでの出来事。オーストラリアのジャーナリストからの質問「トランプが再選したらオーストラリアに移住しませんか?」という質問に対しこう答えたもの。

「考えてみるよ。オーストラリアが大好きだ。あそこでは楽しい時間しか過ごしたことがないから、いつだって訪ねるのはすごい楽しみだ。オーストラリアの人たちが大好きだし、地理が大好きだし、バイクの旅にも素晴らしい場所だね。俺たちにとって大事な場所だよ。もしトランプが再選されれば、そうはならないけれど・・・今ここで予言しよう、彼は負ける! しかし、何かの偶然で、もしもそんなことになったら、次の飛行機に乗るよ」

そして、最後に日本のファンのためにこんな素敵なメッセージを届けてくれた。

―――あなたは長い間日本にやってきていません。また日本に来て、新しい聴衆とつながることを熱望していますか?

「俺の後悔の一つは、長い間、あの国に戻らなかったことだ。『ボーン・イン・ザ・USA』のツアーで行って、日本を旅したとき、俺たちには素敵な聴衆 がいたよ。何故あれから一度も戻ってないかというと、そのあと、まもなく子供たちが生まれたし、時間的な制約と様々な理由があったんだ。でも、いつか戻って、あそこにいた聴衆と再びつながりたいね。うん、俺は行きたいよ!」


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アルバムは10月23日発売。ボスの自宅スタジオでEストリート・バンドとライヴ一発録りしたという完全ロック・アルバム。

以下、日本盤リリース決定時のインフォメーションより

ロック界のBOSS、ブルース・スプリングスティーンが2012年『レッキング・ボール』以来約8年振りとなる、盟友Eストリート・バンドとのオリジナル・ニュー・アルバムを緊急発売することが決定した。誰もが待っていた、これぞボス&Eストリート・バンド的アメリカン・ロックの王道サウンドが炸裂。彼らならではの「心臓が止まりそうなほど刺激的で、会場を大いに盛り上げる」サウンドに煽られた12曲を収録した待望のロック・アルバム『レター・トゥ・ユー』は、スプリングスティーンにとってオリジナル・アルバムとしては2019年『ウエスタン・スターズ』に続く、通算20作目のスタジオ・アルバムとなる。

新作はニュージャージーの自宅スタジオで録音され、そのレコーディングの模様をスプリングスティーンはこう語っている。
「『レター・トゥ・ユー』のエモーショナルな特徴がとても気に入っているんだ。そして、Eストリート・バンドがスタジオで完全にライヴで録音したサウンドもとても気に入っている。今までやったこともなかった手法で、オーバーダブもしなかった。たった5日間で作ったアルバムが、結果として自分史上最高のレコーディング体験のひとつになったんだ」。

『レター・トゥ・ユー』はスプリングスティーンの書き下ろし新曲9曲と共に、1970年代からの伝説的だが、今まで未発表だった「ジェイニー・ニーズ・ア・シューター」、「イフ・アイ・ワズ・ザ・プリースト」、「ソング・フォー・オーファンズ」の3曲が全く新たな解釈で披露されている。スプリグスティーンと共に『レター・トゥ・ユー』に参加しているのはロイ・ビタン、ニルス・ロフグレン、パティ・スキャルファ、ギャリー・タレント、スティーヴ・ヴァン・ザント、マックス・ワインバーグ、チャーリー・ジョルダーノ、ジェイク・クレモンズ。プロデュースはロン・アニエロがブルース・スプリングスティーンと共に手掛け、ミキシングはボブ・クリアマウンテン、マスタリングはボブ・ラドウィックが担当した。スプリングスティーンがEストリート・バンドと演奏を共にしたのは、ビルボードとポルスターの両誌に2016年に世界で最も成功したツアーと認定された「ザ・リバー2016」ツアー以来のことである。


このアルバムの制作に関する新作ドキュメンタリー『Bruce Springsteen’s Letter to You』がApple TV+にてアルバム発売と同日の10月23日に公開されます。

ドキュメンタリーは、スプリングスティーンが脚本を書き、コラボレーターのトム・ジムニー (Thom Zimny) が監督を務めています。

アルバムに収録されている10曲の最終テイクをスプリングスティーンとEストリート・バンドがレコーディングしている様子をフィーチャーしており、スタジオ内の映像や音声が、これまで未公開だったアーカイブ映像と共に収録されています

以下は以前に公開された映像

新作ドキュメンタリー『Bruce Springsteen’s Letter to You』のトレーラー映像


「Ghosts」のリリックビデオ


「Letter To You」のミュージックビデオ
■ブルース・スプリングスティーン『レター・トゥ・ユー』
Bruce Springsteen / Letter To You
2020年10月23日発売予定 SICP-6359 2400円+税

<収録曲>

1. One Minute You’re Here / ワン・ミニット・ユア・ヒア
2. Letter To You / レター・トゥ・ユー
3. Burnin’ Train / バーニン・トレイン
4. Janey Needs A Shooter / ジェイニー・ニーズ・ア・シューター
5. Last Man Standing / ラスト・マン・スタンディング
6. The Power Of Prayer / ザ・パワー・オブ・プレイヤー
7. House Of A Thousand Guitars / ハウス・オブ・ア・サウザンド・ギターズ
8. Rainmaker / レインメイカー
9. If I Was The Priest / イフ・アイ・ワズ・ザ・プリースト
10. Ghosts / ゴースツ
11. Song For Orphans / ソング・フォー・オーファンズ
12. I’ll See You In My Dreams / アイル・シー・ユー・イン・マイ・ドリームズ