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ポール・マッカートニー 新アルバム『McCartney III』発売を正式発表 トレーラー映像公開

2020/10/22 07:40掲載(Last Update:2020/10/22 13:04)
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Paul McCartney / McCartney III
ポール・マッカートニー(Paul McCartney)が新アルバム『McCartney III』のリリースを正式発表。12月11日発売。リリース元はCapitol Records/ユニバーサルミュージック。

以下インフォメーションより

2020年はポール・マッカートニーが自身の名を冠したソロ・アルバムをリリースしてから50周年。ポールは2020年にアルバムの発売を予定していなかった。しかし、”Rockdown”[訳注:封鎖という意味のlockdownをロックのRockと掛けてロックが出来ないという意味で使っている]中の隔離状態中に、彼は既に出来ていた音楽的な草案を整理して、新たな音楽を作り始めた。すぐに幅広いジャンルの音楽が『マッカートニーIII』として出来上がった。『マッカートニー』、そして『マッカートニーII』の伝統に則り、文字通りのソロ作業で作られたセルフ・プロデュースの素朴な作品群が新たな10年の幕開けの年を飾ることになる。サセックス州で今年の初めにレコーディングされた『マッカートニーIII』は、そのほとんどでポールがギター、もしくはピアノを弾きながら生で歌っているものを収録し、その録音の上にベースやドラムを後からダビングしている。

幅広くヴァラエティに富んだ様々なムードに対応した、これらの曲ではポールのルード・スタジオで使われた楽器の音が聞くことができ、一番古いものでは、1971年のウイングスでのセッションで使用された楽器も含まれている。それら、ヴィンテージ楽器のラインナップも、それぞれに歴史的な背景があるものばかりだ。エルヴィス・プレスリーのオリジナル・トリオのメンバーだったビル・ブラックのダブル・ベース、そしてポールの有名なヘフナーのヴァイオリン・ベース、そしてザ・ビートルズのレコーディングでも使用したアビイ・ロード・スタジオのメロトロンなどはそのほんの一例である。

1970年に発売された『マッカートニー』は、直前に起こった音楽業界最大のバンドの解散を踏まえてポールの基本に戻った姿勢が明らかになった。そして80年の前衛的な名作『マッカートニーII』では、ウイングスの残骸の中から蘇った姿を見ることができた。『マッカートニーIII』では、ポールは再び一人に戻り、この予期しない状況を、時代に翻弄されないアーティストの長い歴史の中のユニークな一面という形の個人的なスナップショットに変えている。


CD、180グラム重量盤アナログレコード、180グラム重量盤アナログレコード(限定カラー・ヴァイナル/異なる複数の色があり/海外のみ)、デジタルがあります。フィジカルはいずれもメアリー・マッカートニー、ソニー・マッカートニー、ポール自身の写真(家族ぐるみ)の写真をフィーチャーした仕様です。

ポールはプレスリリースで

「家族と一緒に農場でロックダウンした生活をしていて、毎日スタジオに通っていました。映画音楽の制作を少しやらなければならなかったんだけど、それがオープニング・トラックになって、それが完成した時に次は何をしようかなと考えました。何年にもわたって取り組んできたことがいくつかありましたが、時間が足りなくなって中途半端になってしまうこともあったので、自分が何を持っているのか考え始めました。毎日、曲を作った楽器でレコーディングを始めて、それを少しずつ重ねていくのがとても楽しかったです。仕事をしなければならない音楽を作るのではなく、自分のために音楽を作ることでした。だから、自分の好きなことをやっていただけなんだ。まさかこれがアルバムになるとは思ってもみませんでした」

と話しています。

トラックリストはまだ明らかにされていませんが、プレスリリースには「Winter Bird/When Winter Comes」「Long Tailed Winter Bird」という楽曲が記載されています。「Winter Bird/When Winter Comes」は、1990年代初頭にジョージ・マーティンと共同制作した未発表曲「When Winter Comes」に新たな一節を書き下ろした楽曲とのこと。

アルバム・トレーラー映像あり



以下プレスリリース(訳:ユニバーサルミュージックジャパン)より

2020年はポール・マッカートニーが自身の名を冠したソロ・アルバムをリリースしてから50周年にあたる。このソロ・アルバムは、ポールが一人で書き、一人ですべての楽器を演奏してレコーディングしたアルバムである。このアルバムの自然体の魅力は、時を超えて今もなお人々に影響を与え続けている。当時チャートのトップに輝いたこのアルバムは、ポールにとってクリエイティヴ面での再生ということだけでなく、暖かく家庭的な雰囲気と「恋することのもどかしさ」や「ラヴリー・リンダ」などの曲は、時代を超越したメロディを追い求めてきたインディで、ローファイなミュージシャンたちのお手本となってきた。

1970年代のポールは自身にとって2つめのバンドとなるウイングスを結成し、チャートのみならず、世界中のステージ、そしてラジオでのオン・エアを独占していた。シングルを何枚もナンバーワンに導き、ワールド・ツアーはチケットが完売で、『バンド・オン・ザ・ラン』や、『ヴィーナス・アンド・マース』、『スピード・オブ・サウンド』、『ロンドン・タウン』といったアルバムは、数百万枚を売り上げた。1980年、『マッカートニー』の発売から10年後、ポールは10年にも及んだウイングスでの活動を終了するように、突然2枚目のソロ・アルバムを発売して人々を驚かせた。2枚目のソロはエレクトリックに染まっていた。ここでもポールが一人ですべてをやったこの『マッカートニーII』は、「カミング・アップ」や「テンポラリー・セクレタリー」など、ちょっと変わった名曲が収録されたアルバムとして知られている。

1980年代ポールは再スタートを切った。そして今回は前例のない勢いでソロ活動に従事した。その後の40年間、ポールはソロとして『タッグ・オブ・ウォー』、『フラワーズ・イン・ザ・ダート』、『パイプス・オブ・ピース』、『フレイミング・パイ』、『追憶の彼方に〜メモリー・オールモスト・フル』、そして『NEW』などの名盤を次々と発売して、世界中で大規模な公演を展開し、自身の伝説的かつ象徴的な地位を飛躍的に向上させてきた。実際にコンサートの集客数で世界記録を達成したこともある。2018年には、ザ・ビートルズがビルボードのアルバム・チャートで初めて1位を獲得した54年後に、ポールの『エジプト・ステーション』が再び初登場1位を獲得するという歴史的な快挙を成し遂げた。

信じられないことだが、『エジプト・ステーション』が1位になってからまだ2年しか経っていない上に、コロナのせいでライヴ活動が中止に追い込まれる直前のロサンゼルス、ドジャーズ・スタジアムでの伝説的なコンサートでポールが〈Freshen Up Tour〉を締めくくったのは、ほんの昨年のことだ。

ポールは2020年にアルバムの発売を予定していなかった。しかし、”Rockdown”[訳注:封鎖という意味のlockdownをロックのRockと掛けてロックが出来ないという意味で使っている]中の隔離状態中に、彼は既に出来ていた音楽的な草案を整理して、新たな音楽を作り始めた。すぐに幅広いジャンルの音楽が『マッカートニーIII』として出来上がった。『マッカートニー』、そして『マッカートニーII』の伝統に則り、文字通りのソロ作業で作られたセルフ・プロデュースの素朴な作品群が新たな10年の幕開けの年を飾ることになる。サセックス州で今年の初めにレコーディングされた『マッカートニーIII』は、そのほとんどでポールがギター、もしくはピアノを弾きながら生で歌っているものを収録し、その録音の上にベースやドラムを後からダビングしている。このプロセスは、ポールが最初に90年代初めに作りながらも未発表曲となった「When Winter Comes」(ジョージ・マーティンとの共同プロデュース)に手つけたときに閃いた方法だった。ポールはこの曲に新たな旋律をつけ、「Long Tailed Winter Bird」としてアルバムのオープニングに持ってきた。そして「When Winter Comes」の方は2020年ヴァージョンの「Winter Bird」というイントロをつけて、アルバムのフィナーレに据えた。

ニュー・アルバムの『マッカートニーIII』について、ポールはこう語っている:「僕はロックダウンの時期を自分の農場で家族と過ごしていた。毎日自分のスタジオに通っていた。映画音楽の仕事を少ししなければならなかったんだけど、それがオープニングで使われることになった。それが終わった後で、さあ何をやろうか? と考えた。何年も前に少しだけやりかけた曲がいくつかあったけれど、いつも時間がなくなって半分くらいのところで終わっていた。だから、そういう曲にはどういうものがあったのかを思い出していった。そして毎日、その曲を元々書いた楽器でレコーディングを始めて、だんだんと楽器を足していった。とても楽しかったよ。仕事のために曲を書くのではなく、自分のために曲を作っている感じだった。というわけでやりたかったことをやったんだ。それがアルバムになるとは思ってもみなかった」

「Long Tailed Winter Bird」と、「Winter Bird/When Winter Comes」の2曲は、魂を見つける旅や物思いに耽るような曲、楽しい曲や騒々しい曲、そしてその中間の曲など、『マッカートニーIII』の幅広くヴァラエティに富んだ様々なムードに対応した曲を、ブックエンドのように最初と最後で挟んでいる。そしてこれらの曲ではポールのルード・スタジオで使われた楽器の音が聞くことができ、一番古いものでは、1971年のウイングスでのセッションで使用された楽器も含まれている。それら、ヴィンテージ楽器のラインナップも、それぞれに歴史的な背景があるものばかりだ。エルヴィス・プレスリーのオリジナル・トリオのメンバーだったビル・ブラックのダブル・ベース、そしてポールの有名なヘフナーのヴァイオリン・ベース、そしてザ・ビートルズのレコーディングでも使用したアビイ・ロード・スタジオのメロトロンなどはそのほんの一例である。

『マッカートニー』と『マッカートニーII』の写真がリンダ・マッカートニーの手によるものだったことを踏まえて、『マッカートニーIII』の写真もポールの娘のメアリー・マッカートニーの写真がメインで、他にポールの甥のソニー・マッカートニーの写真や、ポール自身が自分の携帯で撮った写真も使用されている(家族ぐるみなのだ)。アルバム・ジャケットと文字のデザインはアメリカの著名なアーティストのエド・ルシェが手がけている。

『マッカートニー』と『マッカートニーII』のどちらのアルバムも、ポールが新たな10年間を前にして個人的そして音楽的な面で改革を成し遂げたことを表すアルバムとなった。1970年に発売された『マッカートニー』は、直前に起こった音楽業界最大のバンドの解散を踏まえてポールの基本に戻った姿勢が明らかになった。そして80年の前衛的な名作『マッカートニーII』では、ウイングスの残骸の中から蘇った姿を見ることができた。『マッカートニーIII』では、ポールは再び一人に戻り、この予期しない状況を、時代に翻弄されないアーティストの長い歴史の中のユニークな一面という形の個人的なスナップショットに変えている。

『マッカートニーIII』は、12月11日にデジタルとCDで発売予定。そしてLPは、サード・マン・プレッシングが製造する。ヴィニール盤は、通常の180g盤から、サード・マン・エディションという3,000枚限定の手書きの番号が振られた赤のヴィニール盤、そしてサード・マン・レコードのオンラインストアで購入可能な333枚限定の“333”エディション。こちらは『マッカートニー』と『マッカートニーII』のヴィニール盤のリサイクルを33枚使用した、黄色に黒の水玉模様のヴィニール盤だ。また、アメリカのインディ専門店舗限定の手書きの番号が振られた4,000枚限定のホワイト・ヴィニールLPなども用意される。
■『McCartney III』

●作詞・作曲・プロデュース: ポール・マッカートニー
●カヴァー・ロゴ: エド・ルシェ