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ヨーヨー・マ&キャサリン・ストット 新アルバム『Songs of Comfort and Hope』発売

2020/10/17 18:36掲載
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Yo-Yo Ma & Kathryn Stott / Songs of Comfort and Hope
Yo-Yo Ma & Kathryn Stott / Songs of Comfort and Hope
現代最高峰のチェリストのひとり、ヨーヨー・マ(Yo-Yo Ma)の新アルバムは、イギリスのピアニストであるキャサリン・ストットとの共演作『Songs of Comfort and Hope』。12月11日に全世界で配信され、日本盤CDは12月16日発売予定。

キャサリン・ストットとの共演作は2015年に発売した『ソングス・フロム・アーク・オブ・ライフ』以来。

以下インフォメーションより

ヨーヨー・マはコロナ禍の3月13日、ボストンの自宅から「ドヴォルザーク:家路(Going Home)」の演奏動画を投稿した。その演奏は瞬く間に拡散し、1800万回視聴された。その後も#SongsofComfort(ソングス・オブ・コンフォート)としてSNSに演奏映像を公開している。かつて経験したことのないパンデミックに直面し、恐怖と孤立感にさいなまれる世界中の人々に、安らぎと希望をもたらす曲を届けるべく企画されたのがこのアルバムなのだ。

本日アルバムに収録される全21曲も公開となった。「家路」を始め「虹のかなたに」「スカボロー・フェア」や、世界各地で親しまれている伝承曲までバラエティに富んだナンバーが収録されている。なお、ヨーヨー・マが「アメイジング・グレイス」を録音するのはこれが初めて。

「楽曲とは感情の入った小さなタイムカプセルです。長い間忘れていた夢や願望、活き活きとした気分、楽観、そして調和が込められることがあるんです」
このアルバムについてヨーヨー・マとキャスリン・ストットは次のように記している。「このアルバムに収録した曲はストーリーを伝え、公私両方の出来事を記念し、祝福、追悼、そして人生におけるあらゆるミステリーに声を与えるものです。ポール・ロブソン(ショーボート)やビオレータ・パラの歌のように社会正義の推進者に敬意を表するものもあれば、ウー・トン、フランシス・プーランク、ベンジャミン・ブリテンの曲のように私たちの喜び、想像力、悲しみの放浪者たちに敬意を表するものもあります。それらはフェリックス・メンデルスゾーンがかつて書いたように、”言葉にするには曖昧すぎないどころか、むしろあまりに明確な”感情を表現する作品なのです。」

ヨーヨー・マとキャサリン・ストットの出会いは1978年に遡り、1985年からはレコーディングでも共演。これまでも数多くのアルバムを発表し、その中にはグラミー賞を受賞した『ヨーヨー・マプレイズ・ピアソラ』『オブリガード・ブラジル』(最優秀クラシカル・クロスオーバー・アルバム部門)も含まれる。2人がタッグを組むのは2015年発表『ソングス・フロム・アーク・オブ・ライフ』以来。
■『ソングス・オブ・コンフォート・アンド・ホープ』
2020年12月16日発売予定
品番:SICC30572(BSCD2) \\2600+税

<収録曲>  
 *表記邦題は変更の可能性がございます。
1.アメイジング・グレイス〜プレリュード(伝承)
2.オール・マン・リヴァー(「ショーボート」より〜ジェローム・カーン&オスカー・ハマースタイン)
3.シェナンドー(伝承)
4.家路(ドヴォルザーク)
5.ユダヤの歌(ブロッホ)
6.ここは素晴らしい場所(ラフマニノフ)
7.モスクワの夜(ソロヴィョフ・セドイ)
8.虹のかなたに(「オズの魔法使」より〜ハロルド・アーレン)
9.屋根に降る雨(ウー・トン)
10.無言歌 作品109(メンデルスゾーン)
11.ファンタジア・オン・ワルツィング・マチルダ(H.Sdraulig)
12.スカボロー・フェア(伝承)
13.ソルヴェイグの歌(「ペール・ギュント」〜グリーグ)
14.愛の小径(プーランク)
15.マリエッタの歌(「死の都」より〜コルンゴルト)
16.トゥラ・ババ(アフリカ、ズールー伝承)
17.夏の名残のばら(ブリテン)
18.ロンドンデリー・エア(ダニー・ボーイ)(アイルランド伝承/クライスラー編)
19.人生よありがとう(ビオレータ・パラ)
20.ウィ・ウィル・ミート・アゲイン(R.パーカー&H.チャールス)
21.アメイジング・グレイス〜ポストリュード(伝承)
演奏:ヨーヨー・マ(チェロ)&キャサリン・ストット(ピアノ)
録音:2020年 マサチューセッツ、メカニクスホール