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X-TGことスロッビング・グリッスルの『Desertshore / The Final Report』から「Le Petit Chevalier」が試聴可

2012/11/17 14:37掲載
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X-TG / Desertshore / The Final Report
X-TG / Desertshore / The Final Report
ジェネシス・P・オリッジを除くスロッビング・グリッスル(Throbbing Gristle)のメンバーがX-TGとして発表するアルバム『Desertshore / The Final Report』。本作から映像作家ギャスパー・ノエをヴォーカルに招いた「Le Petit Chevalier」が試聴可。この曲はニコ(Nico)のカヴァー曲。



アルバム『Desertshore / The Final Report』は、異なるコンセプトで制作された二つのプロジェクト作品を収めた2枚組。ディスク1はニコの同名作(70年)をカヴァーした『Desertshore』、ディスク2は3人によるオリジナル・アルバム『The Final Report』。

『Desertshore』はもともと、2010年に亡くなったピーター・クリストファーソンが発売を準備していたもので、クリストファーソン亡き後、クリス・カーターとコージー・ファニ・トゥッティが引き継ぎ完成させた作品。アントニー&ザ・ジョンソンズ(Antony and the Johnsons)のアントニー・ヘガティ、アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン(Einsturzende Neubauten)のブリクサ・バーゲルト、ソフト・セル(Soft Cell)マーク・アーモンド(Marc Almond)らがゲスト参加しています。

『The Final Report』は2009〜10年に、クリス・カーターのスタジオで行われたレコーディング・セッションの音源で、クリストファーソンもセッションに参加しています。全10曲。

国内盤はメンバーによるセルフ・ライナーノーツの解説の対訳付。

「このアルバムの音声内容は、従来の型通りの録音やレコードと比較してはいけない。我々のレパートリーは、多種多様な調性と音色で構成されている。それらの中には、意図的なもの、意図的でないもの、実験的なものも含まれている(例えば、歪み、カチッ、パチッ、ブツッといった音、雑音、テープ・ヒス、超高音、超低音、時折はさまれる無音など)。この音源を聴く場合は、そうした点に留意されたい。」ライナーノーツの注意書きより
●『Desertshore / The Final Report』

[CD1:Desertshore]

1. Janitor Of Lunacy (Vocals by Antony)
2. Abschied (Vocals by Blixa Bargeld)
3. Afraid (Vocals by Sasha Grey)
4. The Falconer (Vocals by Marc Almond)
5. All That Is My Own (Vocals by Cosey Fanni Tutti)
6. Mutterlein (Vocals by Blixa Bargeld)
7. Le Petit Chevalier (Vocals by Gaspar Noé)
8. My Only Child (Vocals by Cosey Fanni Tutti)
9. Desertshores

[CD2:Final Report]

1. Stasis
2. E.H.S.
3. Breach
4. Um Dum Dom
5. Trope
6. What He Said
7. In Accord
8. Gordian Knot
9. Emerge To Space Jazz
10. The End