HOME > ニュース >

英国政府、劇場/ギャラリー/美術館/音楽会場等の未来を守るために2110億円の支援策を発表

2020/07/06 10:59掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
Royal Albert Hall, London (Photo by Alberto Pezzali/NurPhoto via Getty Images).
Royal Albert Hall, London (Photo by Alberto Pezzali/NurPhoto via Getty Images).
英BBCニュースによると、英国政府は、英国の劇場、ギャラリー、美術館、その他の文化施設の未来を守るために15億7,000万ポンド(約2110億円)の支援策を発表。音楽会場、独立系の映画館、遺産のある都市も新たな緊急助成金や融資の対象となります。資金は、新型コロナウイルス感染症の影響により会場が受けた財政的圧迫に対応するために分配される予定です。

新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的な大流行)が始まって以来、閉鎖された会場の多くがここ数週間でスタッフを解雇する計画を発表しており、業界のリーダーたちは多くの会場が崩壊の危機に瀕していると警告しています。

政府のプレスリリースによると、総額11億5,000万ポンドがイングランドの文化団体に割り当てられ、8億8,000万ポンドの助成金と2億7,000万ポンドの返済ローンを組み合わせて提供されます。

資金の一部は、北アイルランド(3300万ポンド)、スコットランド(9700万ポンド)、ウェールズ(5900万ポンド)に割り当てられます。

また、1億ポンドはイングランドの国立文化機関とイングリッシュ・ヘリテージ・トラストに、1億2000万ポンドは新型コロナウイルス感染症の影響で中断されたイングランドの遺産建設プロジェクトに使われます。