HOME > ニュース >

レコードの原盤「ラッカー盤」の原材料製造工場が全焼 世界中のレコード業界に影響を与える可能性があると報道

2020/02/08 14:29掲載(Last Update:2020/02/14 20:18)
Vinyl record pressing plan (Scott Eells/Bloomberg via Getty Images)
Vinyl record pressing plan (Scott Eells/Bloomberg via Getty Images)
アナログレコードを作る際の原盤となる「ラッカー盤」の原材料をレコード業界に供給している世界に2つしかない会社の1つ、アポロ・マスターズ。2月6日、米カリフォルニア州バニングにある同社の製造工場で火災が発生。負傷した従業員はいませんでしたが、工場は全焼。業界の専門家は、この影響で「ラッカー盤」の原材料が不足し、世界中のレコード業界に影響を与える可能性があると指摘しています。

「ラッカー盤」の原材料をレコード業界に供給しているのは、アポロ・マスターズと、日本のパブリックレコード。

Third Man Recordsの共同設立者であるベン・ブラックウェルは、米サイトのPitchforkに「私の考えでは、この火災は世界中のレコード業界に問題を引き起こすでしょう」「世界でラッカーを製造している企業は2つしかありません。日本のMDC(※MDCはパブリックレコードのラッカー盤を国内外に販売するための商社)は、この出来事の前にすでに需要に追いつくのに苦労していました」と語っています。

カナダのトロントに本社を置くレコード/CD/DVDの製造会社Duplicationはツイッターで「レコードプレス業界の大惨事」「ラッカー不足が発生し、工場がしばらく操業を停止したり、規模を縮小したりしなければならないかもしれない」とツイートしています。

Duplication社のレコード製作・販売コーディネーター、デヴィッド・リードは、Pitchforkの取材に、この火災は「アナログレコード生産の一環としてラッカーを使用している、すべてのレコード工場、バンド/レーベル、マスタリングエンジニア、メッキ施設などに直接影響を与える」と語っています。