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日本初テレビ用カラーアニメ作品『ジャングル大帝』の第1話&第2話がYouTube無料配信中

2019/11/12 14:26掲載
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『ジャングル大帝(1965)』 (C)手塚プロダクション
『ジャングル大帝(1965)』 (C)手塚プロダクション
日本初テレビ用カラーアニメ作品『ジャングル大帝』(1965年)の第1話と第2話がYouTube無料配信中。手塚プロダクション公式チャンネルで期間限定で配信されています

■『ジャングル大帝(1965)』
フジテレビ系放映/23分/カラー/52本
1965年10月6日〜1966年9月28日 水曜19:00〜19:30

<作品紹介>
白いライオン、パンジャとその子レオを中心にして大自然の中で繰り広げられる弱肉強食の生存競争や、人間と動物とのかかわりなどを描いた大河ドラマです。 日本ではじめてのテレビ用カラー・アニメーションで、そのため色のつけ方ひとつひとつにも何度も試行錯誤が繰り返されました。また音楽もそのまま劇場用映画として転用できるようにと、最初から重量感のある大シンフォニーが用意されました。(いまでも日本のアニメ作品には実写映画よりも音楽に予算をかける傾向がありますが、それはこの『ジャングル大帝』の成功に倣ってのことです。しかしこの『ジャングル--』で試みられた、全編に渡ってオーケストラが画面を観ながら演奏して行く、というハリウッド式録音スタイルまでは真似できてはいないようです)手塚治虫がこの作品をアメリカに売り込みに行った時、向こうの担当者が「これがテレビアニメの音楽ですか!」とびっくり仰天した、というのも有名な話です。ちなみにアメリカでは『キンバ・ザ・ホワイト・ライオン』というタイトルでオンエアされ、人気を博しました。

<配信スケジュール>
期間限定配信中 11/12〜11/25 14時まで

<スタッフ>
原作:手塚治虫
製作:山本暎一
チーフ・ディレクター:林重行
作画監督:勝井千賀雄
原画:斎藤博、彦根範夫、平田敏夫、正廷宏三、上口照人、坂口尚三、内田有紀彦、林政行、赤堀幹治
動画:沼本清海、小川隆雄、良知由敬、進藤満尾、上梨壹也、神宮慧、金山明博、猿山二郎、荒木伸吾、西村宏
美術監督:松本強
美術:伊藤信治、阿部幸次、八村博也、吉原一輔
背景:鈴木森繁、平林茂、水谷昇、太中正子、大脇章子、渡辺毅、石井顕、彭いそ、田島和加子、片岡淳子
技術:清水達正
特殊技術:安田隆亘
編集:古川雅士
音楽:冨田勲
主題歌 :
「ジャングル大帝のテーマ」 作詞:石郷岡豪 作曲:冨田勲 歌:平野忠彦
「レオのうた」作詞:辻真先 作曲:冨田勲 歌:弘田三枝子
指揮:森田吾一
音響:田代敦巳
録音:岩田広一
資料制作:野崎欣宏
作画制作:小山輝
制作担当:もり・まさき
進行:岸本吉功、八幡正、茂木聡一、小山暉、安達登、岩崎正美
動物監修:小原秀雄
アイデアマン:久米みのる

●第1話『行けパンジャの子』
ジャングルの王、白獅子パンジャが死んでしまった。彼は、人間に捕らえられた妻エライザを助けようとして、身代わりとなってしまったのだ。エライザは輸送船の中で赤ん坊を産み、レオと名づけた。エライザはパンジャの血を引くレオだけは救おうと、嵐の中で沈み行く船からレオを逃がす。



● 第2話『砂漠の風』
流れ着いた白い赤ん坊ライオンがパンジャの子だと知ったオランウータンのマンディやオウムのココたちは大歓迎するが、レオは死の商人の一行にさらわれてしまう。詩人ブリバルに救われた彼は、ジャングルに戻り、悪党と闘うのだった


(C)手塚プロダクション