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ボブ・ディランのブートレッグシリーズ第15弾から「Lay, Lady, Lay (Take 2 - Alternate Ver)」のリリックビデオ公開

2019/11/08 17:23掲載(Last Update:2019/11/08 17:24)
Bob Dylan (featuring Johnny Cash)  / Travellin' Thru, 1967 - 1969: The Bootleg Series, Vol. 15
Bob Dylan (featuring Johnny Cash) / Travellin' Thru, 1967 - 1969: The Bootleg Series, Vol. 15
ボブ・ディラン(Bob Dylan)のブートレッグ・シリーズ第15弾は、ジョニー・キャッシュ(Johnny Cash)との伝説のセッションをフィーチャーした『Travellin' Thru, 1967 - 1969: The Bootleg Series, Vol. 15』。この作品から「Lay, Lady, Lay (Take 2 - Alternate Version)」のリリックビデオが公開



この作品は11月1日に世界同時発売。リリース元はColumbia/Legacy Recordings。

以下リリース決定時のインフォメーションより

1991年『ブートレッグ・シリーズ第1〜3集』の発売以来、四半世紀を超える長期シリーズとなったが、発表の度に高い評価を得ているシリーズの新作には、『ジョン・ウェズリー・ハーディング』、『ナッシュヴィル・スカイライン』、『セルフ・ポートレイト』のアウトテイクに加えて、初公開される1969年にナッシュヴィルのスタジオでおこなわれた伝説のボブ・ディラン/ジョニー・キャッシュ・セッションなど、これまで未発表だった47曲が収められている。

ボブ・ディランにとって音楽的に重要な意味を持つ1967年から1969年にかけておこなったナッシュヴィルへの旅を振り返る。

ディスク1には、ディランがナッシュヴィルのコロンビア・スタジオAでおこなったジョン・ウェズリー・ハーディング・セッション(1967年10月17日、11月6日)とナッシュヴィル・スカイライン・セッション(1969年2月13ー14日)で録音された別ヴァージョンが収められている。ここには初めて発表される新曲「ウエスタン・ロード」(ナッシュヴィル・スカイラインのアウトテイク)が含まれている。

ディスク2とディスク3には、ディランとアメリカ音楽の偉人ジョニー・キャッシュとの共同作業に焦点を当てる。みんながリリースされる日を待ちわびていたコロンビア・スタジオAのセッションと、第1回『ジョニー・キャッシュ・ショー』(1969年6月7日、ABCテレビで放送)の収録をおこなったライマン・オーディトリアムのライヴ・パフォーマンス(1969年5月1日)がここに収められている。

ディスク3の最後には1970年5月17日、グラミー賞受賞のブルーグラス・バンジョーの伝説的名手アール・スクラッグスとおこなったPBSテレビの特別番組『アール・スクラッグス:ヒズ・ファミリー・アンド・フレンズ』(1971年1月放送)のためのレコーディングも収められている。

シンプルであること、それは強い力を持つ。
ボブ・ディランの音楽の進化を考えた時、1967年は大きな驚くべき変化を遂げた年だ。1965ー66年にディランは最先端を行く3部作『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』、『追憶のハイウェイ61』、『ブロンド・オン・ブロンド』を発表したが、1966年7月のバイク事故の後、大衆の前から姿を消してしまった。一方、当時のポップミュージックは、ディランの後を追いかけようと、長時間のスタジオ作業を費やし、より複雑で、シュールな、サイケデリックな方向に進んで行った。ディランは、1966年2月にナッシュヴィルでフルバンドをバックに『ブロンド・オン・ブロンド』を録音した。ところが1967年秋に同じナッシュヴィルでつぎのアルバムを録音する時は、ディラン(ギター、ヴォーカル、ハーモニカ)、チャーリー・マッコイ(ベース)、ケニー・バトレイ(ドラムス)の3人だけで、最小限のシンプルなサウンドをつくりだした。

『トラヴェリン・スルー(ブートレッグ・シリーズ第15集)』のライナーノートでコリン・スコットは、つぎのように書いている。「ディランは『ジョン・ウェズリー・ハーディング』のサウンドについて、『ほかの人たちがどんなふうにレコーディングするのか知らなかったし、知りたいとも思わなかった……ほかの人たちがやっているようなスタジオで時間をかけた制作技術が必要とは思わなかった』と記者のマット・ダムスカーに話している。また簡潔な歌詞について『いまはたくさんのことばは使わないようにしている。盗用したくなるような名言はないし、空白を埋めるためだけのことばもない』とも言っている」

同じ音楽基盤を持つボブとジョニーのユニークで特別な人間関係が鮮やかに浮かび上がる。
1969年2月、ディランは『ナッシュヴィル・スカイライン』をつくるためにコロンビア・スタジオAに戻ってきた。キャッシュはのちに「ボブがアルバムにゲスト参加してくれと言ってきて、スタジオに行ったら、彼らは2時間ほど録音機を回しただけだった」と語っている。コロンビア・スタジオAではディラン/キャッシュ・セッションが2回おこなわれた。1969年2月17日と18日で、バック・ミュージシャンのなかにはロックンロールの創始者のひとりであるカール・パーキンスがギターで6曲(パーキンスの作品「マッチボックス」も含まれている)に参加した。『トラヴェリン・スルー(ブートレッグ・シリーズ第15集)』でもっとも興味深い新発見は、類まれなふたりのシンガー/ソングライターが、たがいに敬意を表すために「くよくよするなよ/アンダースタンド・ユア・マン」を同時に歌っていることだ。

1日を費やしておこなわれた2回目のディラン/キャッシュ・セッションには、初めて公表される「おたずね者」、しかもディラン自身が歌っている唯一のヴァージョンが含まれている。なお、このセッションの翌週、キャッシュはサンクェンティン刑務所でのコンサートのオープニング曲として「おたずね者」を歌った。ジミー・ロジャース・メドレーを含む、さまざまなカヴァー曲を歌うふたりのセッションを聞くと、ディランとキャッシュがどれほど尊敬し合っていたかを知ることができる。

『ジョニー・キャッシュ・ショー』が1969年6月に始まることが決まったとき、司会をつとめるキャッシュはボブ・ディランに第1回の番組ゲストとして出演を依頼した。『ジョニー・キャッシュ・ショー』の録画撮りの日をはさんで、ディランは1年後にリリースされることになるアルバム『セルフ・ポートレイト』の制作を始めていた。5月3日のセッションには、いつものナッシュヴィルのメンバーに加えて、フレッド・カーターがギターで参加した。その時録音した「フォルサム・プリゾン・ブルース」と「リング・オブ・ファイア」が初めてこの『トラヴェリン・スルー(ブートレッグ・シリーズ第15集)』に収められている。

正式発売されたアルバム『ナッシュヴィル・スカイライン』にキャッシュとのデュエット曲は1曲(「北国の少女」)しか収められなかったが、キャッシュはこのアルバムのために、のちにグラミー賞を受賞したライナーノートを書いている。『ナッシュヴィル・スカイライン』がリリースされた2カ月後、ディランの5年ぶりのライヴ・パフォーマンス出演となる『ジョニー・キャッシュ・ショー』が放送された。そのパフォーマンスもここに収められている。


以下は以前に公開された音源・映像

ミニ・ドキュメンタリー映像『The Story Of Travelin' Thru, 1967 - 1969』


15曲聴けるサンプラー




「Ring of Fire (Outtake)」


「Wanted Man (Take 1)」のミュージックビデオ


「I Pity The Poor Immigrant (Take 4)」


「Tell Me That It Isn't True (Take 2) 」のリリック・ビデオ
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●3CD


●3LP
■ボブ・ディラン
『トラヴェリン・スルー(ブートレッグ・シリーズ第15集)』
Bob Dylan - Travelin’ Thru, 1967 – 1969: The Bootleg Series Vol. 15

2019年11月1日世界同時発売予定★未発表写真満載のカラー・ブックレット★英文の完全翻訳・書下ろし解説・歌詞・対訳掲載の日本版ブックレット★Blu-Spec CD 2★SICP31341〜3★¥4,500+税

■同時発売予定の3枚組LP『Travelin’ Thru, 1967 – 1969: The Bootleg Series Vol. 15』(輸入盤のみ)の収録曲もCDと同様です。

<収録曲>
DISC ONE
ジョン・ウェズリー・ハーディング・セッションズ

October 17, 1967

Columbia Studio A, Nashville, TN
1.漂流者の逃亡 (テイク 1)
2.聖オーガスティンを夢でみた (テイク 2)


November 6, 1967

Columbia Studio A, Nashville, TN
3.見張塔からずっと (テイク 3)
4.ジョン・ウェズリー・ハーディング (テイク 1)
5.ある朝でかけると (テイク1)
6.あわれな移民 (テイク 4)
7.おれはさびしいホーボー (テイク 4)

Bob Dylan: vocals, guitar, harmonica

Charlie McCoy: bass

Kenneth Buttrey: drums


ナッシュヴィル・スカイライン・セッションズ

February 13, 1969

Columbia Studio A, Nashville, TN
8.アイ・スリュー・イット・オール・アウェイ (テイク 1*)
9.トゥ・ビー・アローン・ウィズ・ユー (テイク 1)
10.レイ・レディ・レイ (テイク 2*)
11.ワン・モア・ナイト (テイク 2)
12.ウエスタン・ロード (テイク 1)


February 14, 1969

Columbia Studio A, Nashville, TN
13.ペギー・デイ (テイク 1)
14.嘘だと言っておくれ (テイク 2)
15.カントリー・パイ (テイク 2)

Bob Dylan – vocals, guitar, piano, harmonica

Kelton D. Herston, Norman Blake, Charlie Daniels, Wayne Moss (10 & 12): guitars

Bob Wilson: piano, organ

Peter Drake: steel guitar (13-15)

Charlie McCoy: bass

Kenneth Buttrey: drums

DISC TWO
ボブ・ディラン/ジョニー・キャッシュ・セッションズ

February 17, 1969

Columbia Studio A, Nashville, TN
1.アイ・スティル・ミス・サムワン (テイク 5)
2.くよくよするなよ/アンダースタンド・ユア・マン (リハーサル)


February 18, 1969

Columbia Studio A, Nashville, TN
3.いつもの朝に (テイク 3)
4.マウンテン・デュー (テイク 1)
5.マウンテン・デュー (テイク 2)
6.アイ・スティル・ミス・サムワン (テイク 2)
7.ケアレス・ラヴ (テイク 1)
8.マッチボックス (テイク 1)
9.ザッツ・オールライト・ママ (テイク 1)
10.ミステリー・トレイン/ディス・トレイン・イズ・バウンド・フォー・グローリー (テイク 1)
11.ビッグ・リヴァー (テイク 1)
12.北国の少女 (リハーサル)
13.北国の少女 (テイク 1)
14.アイ・ウォーク・ザ・ライン (テイク 2)
15.ゲス・シングス・ハプン・ザット・ウェイ (リハーサル)
16.ゲス・シングス・ハプン・ザット・ウェイ (テイク 3)
17.ファイブ・フィート・ハイ・アンド・ライジング (テイク 1)
18.ユー・アー・マイ・サンシャイン (テイク 1)
19.リング・オブ・ファイア (テイク 1)

DISC THREE
ボブ・ディラン/ジョニー・キャッシュ・セッションズ

February 18, 1969

Columbia Studio A, Nashville, TN
1.スタジオでのお喋り
2.おたずね者 (テイク 1)
3.エーメン (リハーサル)
4.ジャスト・ア・クローサー・ウォーク・ウィズ・ジー (テイク 1)
5.ジミー・ロジャース・メドレー (テイク 1)
6.ジミー・ロジャース・メドレー (テイク 2)

Bob Dylan: vocals, guitar

Johnny Cash: vocals, guitar

Carl Perkins: guitar (08,10, 02, 04-06)

Bob Wootton: guitar

Marshall Grant: bass

W.S. Holland: drums

ジョニー・キャッシュ・ショー

May 1, 1969

Ryman Auditorium, Nashville, TN

Live on The Johnny Cash Show

Originally broadcast on ABC-TV, June 7, 1969
7.アイ・スリュー・イット・オール・アウェイ
8.リヴィング・ザ・ブルース
9.北国の少女(ジョニー・キャッシュとデュエット)

Bob Dylan: vocals, guitar

Johnny Cash: vocals, guitar (09)

Norman Blake and Charlie Daniels: guitars

Peter Drake: steel guitar

Bob Wilson: piano

Charlie McCoy: bass

Kenneth Buttrey: drums

セルフ・ポートレイト・セッションズ

Columbia Studio A, Nashville, TN
10.リング・オブ・ファイア
11.フォルサム・プリズン・ブルース

Bob Dylan: vocals, guitar

Fred F. Carter, Norman Blake: guitars

Charlie Daniels: guitar (11), bass (10)

Bob Wilson: piano

Peter Drake: steel guitar

Charlie McCoy: harmonica (10), bass (11)

Kenneth Buttrey: drums

Delores Edgin and Dottie Dillard: background vocals

ウィズ・アール・スクラッグス

May 17, 1970

The Home of Thomas B. Allen, Carmel, New York
12.アール・スクラッグス・インタビュー
13.イースト・ヴァージニア・ブルース
14.トゥ・ビー・アローン・ウィズ・ユー
15.ワン・モア・チャンス
16.ナッシュヴィル・スカイライン・ラグ*

Bob Dylan: vocals, guitar

Earl Scruggs: banjo

Randy Scruggs: acoustic guitar

Gary Scruggs: electric bass

*を除き全て未発表