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国内フュージョン名盤シリーズのアウトテイクス第2弾『モア・アウトテイクス〜ギター・ワークショップ Vol.2 LIVE』発売

2019/11/07 14:56掲載
VA / モア・アウトテイクス〜ギター・ワークショップ Vol.2 LIVE
VA / モア・アウトテイクス〜ギター・ワークショップ Vol.2 LIVE
1970年代後半の国内フュージョンの名盤『ギター・ワークショップ』シリーズの第2弾として1978年にリリースされたライヴ・アルバム『ギター・ワークショップ Vol.2 LIVE』。このアルバムには、収録されなかった前日のライヴを収録した「アウトテイクス」シリーズの続編として『モア・アウトテイクス〜ギター・ワークショップ Vol.2 LIVE』が11月13日に発売されます。リリース元はステップス・レコーズ。

以下インフォメーションより

■『モア・アウトテイクス〜ギター・ワークショップ Vol.2 LIVE』
(大村憲司/秋山一将/森園勝敏/山岸潤史)
11月13日発売
品番:STPR014
価格:アルバム/¥2,300プラス税
UHQCD(アルティメイト・ハイ・クオリティCD)
発売:ステップス・レコーズ

1970年代後半、世界中のミュージシャンたちがジャンルの壁を越え交流した。ライヴ・セッションだけでなく、それはレコード作品としても残されている。今もなお、輝きをもって愛聴されている作品も多いことは、充分ご存じであろう。日本国内のミュージックシーンも新しい時代を迎えていた。振りかえってみれば、聴きつがれている名作が生まれた時代である。ミュージシャンたちが「新しい音楽を作る」「新しい時代を作る」という意欲にあふれていたことは、後にミュージシャンたち自身が語っていることからも明らかだ。後にシティポップス、フュージョンと呼ばれる音楽スタイルの黎明期でもある。そのフュージョン・シーンでは、特にギタリストがこのムーヴメントを人気面からも牽引し、またその力量も海外に引けをとらなかった。そこでギタリストを中心にした企画アルバムを発案された。そして、そのアルバム『ギター・ワークショップ』が話題の大ヒットアルバムとなり、次作を望む声も大きくなった。そこで企画されたのが、ライヴ・アルバムである。この「ギター・ワークショップ Vol.2 LIVE」は、前作に引き続いて大村憲司、森園勝敏、山岸潤史、そして初登場の秋山一将の4人のライヴを、収めた名盤である。発売当時、5曲の収録内容はファンにとって、かなり物足りなかっただろう。しかし、1978年10月20日と21日の2日間、六本木ピットインで行われたライヴは、レコードのリリースが前提であり、すべての演奏が全曲レコーディングされていたのである。

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●1977年 ギター・ワークショップ(LP)

スタジオ録音による、4人のギタリストを主役としたオムニバス形式のアルバム。参加ギタリストは、大村憲司、渡辺香津美、森園勝敏、山岸潤史の4名。それぞれのギタリストは気心の知れたバックメンバー達と、2曲づつレコーディング。4人のギタリストの共演曲が1曲、全9曲を収録した。このアルバムが大ヒットしたのである。

●1978年 ギター・ワークショップ Vol.2 ライブ(LP)

前年の「ギター・ワークショップ」の大ヒットを受けて制作された第2弾。1978年10月20日と10月21日に六本木ピットインにおいて、アルバム・レコーディングのために、行われたライヴを収録。ギタリストの顔ぶれは、渡辺香津美にわり、秋山一将が参加。ほか3名は前作と同じである。今作では、バックを務めるミュージシャンたちは、ほぼ固定であり、ギタリストが変わりながらセッショ
ンが行われた。アルバムには、2日目の演奏からそれぞれのギタリスト1曲づつプラス全員セッション1曲の全5曲を収録。

●2003年 ファースト・ナイト(3枚組CD)
ギター・ワークショップ Vol.2 コンプリート・ライブ

●2003年 セカンド・ナイト(3枚組CD)
ギター・ワークショップ Vol.2 コンプリート・ライブ

ギター・ワークショップ第2弾のための、六本木ピットインにおける1978年10月20日、21日のライヴはすべての演奏がレコーディングされていた。その数、何と16曲×2日間=32テイク。アルバムとして発売された5曲以外の録音テープは、ミックスダウンされずに25年もの間保管されていた。このすべての演奏、全曲が新たに、ミックスダウンされ、1日目全曲、2日目全曲、どちらも3枚組アルバムとしてリリース。そこには、想像をはるかに超えた白熱のセッションが収められていた。このコンプリート・アルバムは今や入手困難である。

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昨年、リリースされた「アウトテイクス〜ギター・ワークショップ Vol.2 ライヴ」は、前頁の3枚組アルバム「ファースト・ナイト」に収録された音源から編まれている。オリジナル盤はすべて「セカンド・ナイト」からの音源であり、まさに「アウトテイクス」。このアウトテイクスは好評を博し、もっとアウトテイクを聴きたい!という声から、続編がリリースとなった。この「モア・アウトテイクス」も「ファースト・ナイト」からの音源である。





【参加ミュージシャン】

〈Guitar〉
大村憲司
秋山一将
森園勝敏
山岸潤史

〈Drums〉
村上“PONTA”秀一

〈Bass〉
小原 礼

〈Keyboards〉
坂本龍一
笹路正徳
難波弘之

〈Percussion〉
ペッカー
横山達治

〈Tenor Saxophone〉
中村 哲

【収録楽曲】
1.RHYTHM ROAD 8:45 作曲:是方博邦 編曲:大村憲司
大村憲司:Guitar/村上”PONTA”秀一:Drums/小原 礼:Bass/
坂本龍一:Keyboards/ペッカー:Percussion

2.Central Park 12:18 作曲:秋山一将 編曲:秋山一将・笹路正徳
秋山一将:Guitar/村上”PONTA”秀一:Drums/小原 礼:Bass/
笹路正徳:Keyboards/横山達治:Percussion

3.Day Dream 6:13 作編曲:森園勝敏
森園勝敏:Guitar/村上”PONTA”秀一:Drums/小原 礼:Bass/
坂本龍一:Keyboards/ペッカー:Percussion/中村 哲:T.Sax

4.Please Send Me Someone to Love 9:42 作曲:Percy Mayfield 編曲:山岸潤史
山岸潤史:Guitar/村上”PONTA”秀一:Drums/小原 礼:Bass/
難波弘之:Keyboards/ペッカー:Percussion

5.Okie Dokie Stomp 22:09 作曲:Plummer Davis
大村憲司・秋山一将・森園勝敏・山岸潤史:Guitar/村上”PONTA”秀一:Drums/
小原 礼:Bass/坂本龍一・笹路正徳・難波弘之:Keyboards/
ペッカー・横山達治:Percussion

≪収録楽曲について≫

1. RHYTHM ROAD/リズム・ロード/大村憲司

‘78年にリリースされたファースト・アルバム『ファースト・ステップ』およびセカンド・アルバム『ケンジ・ショック』ともに収録されている、神戸の後輩ギタリスト是方博邦のオリジナル楽曲。ハードにドライヴするアンサンブル、テクニカルなキメ、バッキングのセンス、ライヴのスリルを詰め込んだ演奏である。切れ味するどいトーンで、駆け抜けて行くギターソロは圧巻。オリジナルの「ギター・ワークショップ Vol.2 ライヴ」では、2日目のテイクを収録。ここでは、初日のテイクを収録。この日は大村憲司がトップバッターであった。

2. Central Park/セントラル・パーク/秋山一将

自身のセカンド・アルバム『ビヨンド・ザ・ドア』に収録されている、オリジナル楽曲。この4名の中では、ジャズテイスト担当の位置づけであり、そのソロはメロディアスで美しい。前年の「ギター・ワークショップ」のヒットは大きくその輪を広げていたのだろう。翌年に発表されたギタリストのオムニバスアルバム「ニューヨーク」では、8人のギタリストが1曲づつ演奏しており、秋山一将はこの曲で参加している。それは、スタジオ収録の別ヴァージョンである。

3. Day Dream/デイ・ドリーム/森園勝敏

前年の初作「ギター・ワークショップ」のオープニングを飾った楽曲。同時期に森園勝敏がメンバーとして活動していた“プリズム”のセカンドアルバムにも、この楽曲は収録されている。「ギター・ワークショップ」と“プリズム”のアルバム「セカンド・ソウツ/セカンド・ムーヴ」では、アレンジが違い、ファンの間では好みが大きく分かれるところだ。このライヴでは、 “プリズム”アレンジで演奏されている。この時、他のギタリストはギブソンES-335または345を使用しているが、ひとり、フェンダーストラトキャスターで参戦。

4. Please Send Me Someone to Love/プリーズ・センド・ミー・サムワン・トゥ・ラヴ/山岸潤史

アメリカ西海岸のブルース・シンガー、“パーシー・メイフィールド”のヒット曲で、ブルースのスタンダードとして、B.B.キングやアルバート・キングなどが好んで取り上げている。邦題「恋人がほしい」という切ないスローナンバー。ブルージーなフレーズで、ギターを鳴かせる。山岸潤史らしさ全開である。4人の演奏が出揃ったこれまでの4曲を聴き、改めてこのシリーズの魅力の一つを再認識する。ギタリストそれぞれの個性の際立ちをとても楽しめるのだ。

5. Okie Dokie Stomp/オーキー・ドーキー・ストンプ/ギタリスト全員セッション

ラストはブルースの大セッション!20分を超える演奏。テキサス・ブルースのギターヒーロー“クラレンス・ゲイトマス・ブラウン”のヒット曲である。フュージョン・ファンには“コーネル・デュプリー”の「ティージン」のバージョンが聴き慣れているだろう。大団円にふさわしく、オールスター・ミュージシャンのソロ回しは、ここだけのもの。ジャズにもロックにもライヴ名盤は多い。「ギター・ワークショップ Vol.2 ライヴ」もまさにそうである。

ソロの順番は、
ギターソロ1:大村憲司⇒ギター・ソロ2:森園勝敏
⇒エレクトリック・ピアノ・ソロ:笹路正徳⇒サックス・ソロ:中村 哲
⇒ギター・ソロ3:山岸潤史⇒ギター・ソロ4:秋山一将
⇒アコースティック・ピアノ・ソロ:坂本龍一⇒シンセサイザー・ソロ:難波弘之