HOME > ニュース >

世界的な材料不足のためカセットテープの生産遅れる

2019/10/11 10:47掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
Cassette Tapes
Cassette Tapes
米国最大のオーディオカセットメーカーであるナショナル・オーディオ・カンパニー(National Audio Company/NAC)によると、カセットテープの生産は現在、世界的な材料不足のために遅れています。

Pitchforkの報告によると、米国ではアナログレコードには及ばないものの、カセットテープの販売は増加傾向にあり、2018年には23%増加しています。

しかし、磁気記録に使われる最も一般的な材料である高品質のガンマ酸化鉄の世界的な不足により、生産が脅かされています。

Pitchforkが確認したNACからの顧客への手紙によると、ガンマ酸化鉄を精製する唯一の工場が年間を通じて「改装中」であり、NACに出荷される原材料の量が少なくなり、結果としてカセットテープの生産が滞っているという。同社は2019年に2トンのみを受け取り、「50トンを超えるガンマ酸化鉄の受注残」を待っている状態です。NACは年末までに通常の生産を再開したいと考えています。