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細野晴臣デビュー50周年記念ドキュメンタリー映画『NO SMOKING』 ナレーションは星野源

2019/09/24 05:12掲載
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細野晴臣、星野源
細野晴臣、星野源
細野晴臣デビュー50周年記念ドキュメンタリー映画『NO SMOKING』のナレーションを、これが映画ナレーション初挑戦となる星野源が担当することが発表されています

以下インフォメーションより

1969年のデビューから、今年で50年を迎えた音楽家・細野晴臣。近年ではカンヌ国際映画祭パルムドール受賞作『万引き家族』の音楽を担当し、国内だけでなく世界中のアーティストからリスペクトされる生けるレジェンド。そんな細野の半生を振り返りながら、50年に及ぶ音楽活動の軌跡を追体験できる唯一無二のドキュメンタリー『NO(ノー) SMOKING(スモーキング)』。

音楽好きなモダンガールだった母親、英語が堪能でダンサーになりたかったという父親のもと、海外のポピュラー音楽に親しんでいた幼少期。大瀧詠一、松本隆、鈴木茂との出会いとはっぴいえんどの結成秘話。ソロ第1作「HOSONO HOUSE」からエキゾチック音楽への移行、そして「ライディーン」のヒットをきっかけにしたYMO(イエロー・マジック・オーケストラ)の爆発的なブレイク。さらにアンビエントからワールドミュージックまでを網羅する幅広い音楽性、80年代には松田聖子、中森明菜などのヒット曲を数多く生み出した作曲家としてのキャリア、映画『銀河鉄道の夜』などの劇伴作家としての側面などを、それぞれの時期の記録映像と細野のインタビューとともに辿っている。

決まったスタイルに拘らず、常に新しいサウンドを求め、その音楽性を大きく広げてきた細野。そのキャリアを追えば、日本のポップスの歴史がわかると言っても過言ではないほどの、日本の音楽史を代表するミュージシャンであり、他アーティストに与えた影響は計り知れない。

気さくな一面も伺える、コメディやお笑いが好きで、本作でも水原希子などの親しい仲間たちとコントに挑戦したりと、茶目っ気たっぷりの表情も見せている。どこまでも軽やかで、いつまでも自由。音楽と煙草と珈琲と散歩を愛する細野さん。その誰からも愛される魅力が伝わってくる。
 
本作には星野のラジオ番組に細野が出演した際の様子や、2人の共演が実現した横浜・中華街でのライブ「細野晴臣 A Night in Chinatown」の映像も収められている。本編映像の中で、細野が星野に「音楽的に受け継がれていることがある。これからは、星野君、よろしくね。あとは、よろしく」と、伝えたことを明かしている。

今回映画初ナレーションに挑戦した星野は、その細野の魅力を「ずっと細野さんが大好き。偉大な人ながらチャーミングで、信じられないぐらいアーティスティック」と尊敬の念を込めつつ人間的な魅力を語っており、本作の見どころも「普段何気なく僕たちが聞いている音楽のルーツが細野さんにあることを知ることもできます。」とコメントを寄せた。

《星野源コメント》
細野さんは、定食で言うと、「特製ランチ」みたいな人です。豪華で楽しむところが多すぎて、どこから手を付けていいか悩んじゃう。生み出してきた音楽の多様性があると同時に、職人としての一本気な部分が共存している方だと思います。
この映画を観ると、普段何気なく僕たちが聞いている音楽のルーツが細野さんにあることを知ることもできます。そして同時に、偉大だけどチャーミングで、信じられないくらいアーティスティックな人なんだと触れていただける映画です。

《佐渡岳利監督 コメント》
細野さんと星野さんのコラボする場面は、これまで横浜中華街でのライブ「細野晴臣 A Night in Chinatown」(16)や
「細野晴臣イエローマジックショー2」(19/NHK BS)など、立ち会う機会がありましたが、いつも和気あいあいで、
ほんわかしたいい関係がすごく感じられました。
今回はナレーションなので、お二人が一緒にいたわけではありませんが、画面の細野さんと星野さんの声がなんとも言えないハーモニーを生み出していて、星野さんの細野さんへの愛情が改めてわかった収録でした。
■『NO SMOKING』

11月1日シネスイッチ銀座、ユーロスペースほか公開

(C)2019「NO SMOKING」FILM PARTNERS