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ストーンズ『Exile on Main Street』のカヴァーデザインも 写真家ロバート・フランク死去

2019/09/11 10:01掲載
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Robert Frank - Los Angeles Times, Getty Images / Rolling Stones Records
Robert Frank - Los Angeles Times, Getty Images / Rolling Stones Records
20世紀で最も影響力のある写真家と呼ばれたロバート・フランク(Robert Frank)が9月9日、カナダ・ノバスコシア州で死去。94歳でした。

ロバート・フランクは、ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)とのコラボレーションでも知られ、アルバム『Exile on Main Street(邦題:メイン・ストリートのならず者)』のカヴァーデザインや、同作リリース後に行われた1972年の北米ツアーを記録したドキュメンタリー『Cocksucker Blues(コックサッカー・ブルース)』を監督しています。

ローリング・ストーンズはバンドのSNSページで

先見の明のある写真家で映画監督のロバート・フランクが亡くなったというニュースを聞いて、私たちはとても悲しく思います。ロバートは『Exile on Main Street』のカヴァーデザインを含む多くのプロジェクトで私たちと協力し、『コックサッカー・ブルース』のドキュメンタリーを監督しました。彼はそのユニークなスタイルで型を破った素晴らしいアーティストでした。



と追悼コメントを発表しています。

ロバート・フランクはスイス生まれ。1947年、23歳でアメリカに移住。55〜56年、全米を旅行しながら撮影。その模様を収め、58年にフランス、翌59年に米国で出版された写真集『ジ・アメリカンズ(The Americans)』はその後の写真界に大きな影響を与えた。59年以降は映画も手がけた。90年代以降に再評価の動きが高まり、世界各地で回顧展が開かれている