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ボブ・ディランの長年の友人 ブルース・ハーモニカ奏者/音楽評論家のトニー・グローヴァーが死去

2019/05/31 15:12掲載
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Tony Glover
Tony Glover
ボブ・ディラン(Bob Dylan)の長年の友人で、ディランのハーモニカ技術の向上に一役買ったことでも知られているブルース・ハーモニカ奏者/音楽評論家のトニー・グローヴァー(Tony Glover)が5月29日に死去。米スター・トリビューン紙は今月初めに入院した後、死因は事故や犯罪でない自然要因で亡くなったと伝えています。79歳でした。

トニー・グローヴァーは、ギタリストのジョン・コーナー、デイヴ・レイと共にフォーク・ブルース・バンド、コーナー、レイ&グローヴァー(Koerner, Ray & Glover)を結成。60年代に3枚のアルバムをリリース。グローヴァーは1963年にディランと知り合い、長年にわたってディランの親交を深め、ディランのブートレグ・シリーズのライナーノーツも手がけています。

また音楽評論家/ライターとしても活躍。1968年から1973年にかけて米ローリング・ストーン誌のために執筆し、また様々なアーティストのライナーノーツを担当。ハーモニカ指導書も3冊書いています。60年代後半にはミネアポリスのラジオ局で深夜番組のDJを務め、ジミ・ヘンドリックスらのインタビューを行っています。