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シンセサイザーの父モーグ博士の新ドキュメンタリー アウトテイク映像&モーグシンセ初期トラック集から4曲公開

2019/05/27 13:57掲載
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Bob Moog
Bob Moog
シンセサイザーの父、電子楽器開発のパイオニアであるロバート・モーグ(ボブ・モーグ/Robert Moog / Bob Moog)博士の新たなドキュメンタリー映画『Electronic Voyager: Retracing Bob Moog’s Sonic Journey』。アウトテイク映像が公開。また、制作費捻出のために行われているクラウドファンディングサイトIndiegogoでのキャンペーンのために作られたモーグ・シンセサイザー初期トラック集『Electronic Voyages - Early Moog Recordings 1964-1969』(アナログレコード)から、新たに4曲の音源が公開されています。

アウトテイク映像「MOOGERFOOGER: origins of the name」では、『MOOGERFOOGER』(モーグ博士のシンセサイザー技術を使って開発されたギター用エフェクター)の名前についてのバックストーリーを紹介しています。出演はロバート・モーグの娘と、テレビ作曲家のエド・カレホフ。



コンピ盤『Electronic Voyages - Early Moog Recordings 1964-1969』から:

Robert Arthur Moog - The Abominatron (1964)


Paul Earls - Monday Music (1968)


Max Brand - Triptych (1969)


Intersystems - Changing Colours (1968)


このドキュメンタリーは、モジュラー・シンセサイザーのドキュメンタリー映画『I Dream Of Wires』を手がけた、トロントを拠点とするWaveshaper Mediaが制作を担当しています。監督は『I Dream Of Wires』の手がけたカナダ人映像作家のRobert Fantinatto。

映画では、ファンカデリックやパーラメントのバーニー・ウォーレル(Bernie Worrell)ジャン・ミッシェル・ジャール(Jean-Michel Jarre)ゲイリー・ニューマン(Gary Numan)、イエスのリック・ウェイクマン(Rick Wakeman)らのインタビューをフィーチャー。またロバート・モーグの娘Michelle Moog-Koussaが父親の足跡をたどってアメリカ、イギリス、ヨーロッパを巡る「感動的なロードトリップ」の様子も撮影されています。

この映画の初期費用は2016年に行われたKickstarterキャンペーンにて捻出されましたが、Waveshaper Mediaは現在、ポストプロダクションを行うため、Indiegogoにて4万ドルを集めるキャンペーンを行っています

Indiegogoキャンペーンには、モーグ・シンセサイザーで作られた初期トラック集『Electronic Voyages - Early Moog Recordings 1964-1969』のアナログレコードも含まれています。このアナログ盤はIndiegogoキャンペーン支援者限定で6月にリリースされる予定。

映画は2020年上映予定。

以下は以前に公開された映像・音源

本編クリップ映像:イエス(Yes)リック・ウェイクマン(Rick Wakeman)が大好きというミニモーグについて語る映像


トレーラー映像:


コンピ盤『Electronic Voyages - Early Moog Recordings 1964-1969』から:
Joel Chadabe「Blues Mix」


Lothar and the Hand People「Milkweed Love」


Ruth White「The Clock」


Robert Arthur Moog「The Abominatron」


■Indiegogo内 『Electronic Voyager: Retracing Bob Moog’s Sonic Journey』ページ
https://www.indiegogo.com/projects/electronic-voyager#/