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マルコム・マクラーレンとヴィヴィアン・ウエストウッドの息子 500万ポンド相当のパンク・グッズを燃やしたイベントをドキュメント化

2019/05/24 15:43掲載
Joe Corre burns punk memorabilia worth £5m - Photograph: John Phillips/Getty Images
Joe Corre burns punk memorabilia worth £5m - Photograph: John Phillips/Getty Images
マルコム・マクラーレン(Malcolm McLaren)と、ファッションデザイナーのヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)の息子であるファッション起業家のジョー・コーレは2016年11月、500万ポンド(約7億円)相当の価値を持つと言われている自身のパンク関連グッズを燃やすイベントをロンドンのテムズ川の船上で行っています。米サイトvarietyによると、コーレのこの行動をドキュメント化した映画『Wake Up Punk』が完成、英国で上映されます。

コーレは当時、英国映画協会(BFI)や大英図書館、ロンドン博物館のような主軸の団体が後援するロンドン・パンク40周年を祝うイヤー・イベント<Punk London>を不快に思い、その抗議のために自身のパンク・コレクションの数々を、セックス・ピストルズ(Sex Pistols)「Anarchy in the UK」がリリースされた日である11月26日に焼却するイベントを行っています。

この<Punk London>には、エリザベス女王が公式の祝福のコメントを出しており、コーレはこれを「今までに聞いた中で最もおぞましいもの」と批判。「いまやオルタナティヴ・カルチャーやパンク・カルチャーはメインストリームに占領されてしまっている。パンクはもはや変化のためのムーヴメントではなく、いまいましい博物館の展示品みたいなものに成り果ててしまった」と非難していました。

コーレが行った焼却イベントでは、デイヴィッド・キャメロン、テリーザ・メイ、ジョージ・オズボーンといった政治家を模した人形にパンクのグッズを着させ、Tシャツやポスターが入った箱とともに船上で燃やしています。コーレはイベントで「パンクは断じて懐かしがるものではない」「パンクは、不要なものを売りつける商業手段になってしまった」などとに発言していました。

ドキュメンタリー映画『Wake Up Punk』は写真家、監督、政治家のNigel Askewがプロデュース/監督を手がけています。映画は英国の<Sheffield Doc/Fest>で上映される予定です。

またコーレは、今年3月に明らかになったセックス・ピストルズ(Sex Pistols)の初期の頃を、バンドのマネージャーだったマルコム・マクラーレンとヴィヴィアン・ウエストウッドのカップルに重点を置いて描く伝記映画『Only Anarchists Are Pretty』について、このドキュメンタリーの中で反対を表明。

この映画については、セックス・ピストルズはSNSページで、バンドから承認されていない非公式なものであると発表しています。

コーレによると「マルコムとヴィヴィアンの2人を特集しているにも関わらず、映画のプロデューサーは、マルコムの唯一の子供である自分やヴィヴィアン、マルコムの兄とも話をしていない」と説明。「彼らが作っているものは空想と作り話に基づいているだろう」と語っています。

以下は焼却イベントの映像・写真

約2分半のダイジェスト版


生中継された映像のフル・ヴァージョン



Photograph: Ki Price/Getty Images


Photograph: Ki Price/Getty Images