Kanye West / My Beautiful Dark Twisted Fantasy
カニエ・ウェスト(Kanye West)の書籍が初の邦訳刊行。最高傑作との呼び声高い『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』を徹底的に読み解く『カニエ・ウェスト論 《マイ・ビューティフル・ダーク・ツイステッド・ファンタジー》から読み解く奇才の肖像』がDU BOOKSから6月8日発売予定。日本語版には、本書訳者にしてライターの池城美菜子による解説を追加収録。さらに、現時点までの全キャリアを総括した巻末付録「カニエ・ウェスト年表」付き。
■『カニエ・ウェスト論 《マイ・ビューティフル・ダーク・ツイステッド・ファンタジー》から読み解く奇才の肖像』
カーク・ウォーカー・グレイヴス (著), 池城美菜子 (翻訳)
1,800円(本体価格/税別)
ISBN 9784866470900
発売年月 2019年6月
<内容紹介>
大人気ラッパー/プロデューサー、カニエ・ウェストの書籍が初の邦訳刊行。
――最高傑作との呼び声高い『マイ・ビューティフル・ダーク・ツイステッド・ファンタジー』を徹底的に読み解く。
『マイ・ビューティフル・ダーク・ツイステッド・ファンタジー』とは?
さかのぼること2009年、MTVヴィデオ・ミュージック・アワード授賞式でのこと。
人気歌手、テイラー・スウィフトの受賞スピーチに乱入し、大ひんしゅくを買ったカニエ・ウェスト。
当時の米大統領バラク・オバマからも「馬鹿者」と呼ばれるなど全米中から批難を浴び、一時はアーティスト生命が絶たれたかに思われた。
しかしカニエは人知れずハワイのスタジオにこもり、5thアルバム『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』を制作・完成させる。
翌10年にリリースされた本作は、ラップファンだけでなくロックやポップスなど幅広い層のリスナーから大絶賛で迎えられる。ロック系メディアの大家「ローリングストーン」誌や「ピッチフォーク」でも年間ベストアルバムの座を射止め、カニエは名実ともにみごと復活を果たしたのだった。
近年はゴシップ記事の見出しを飾る“お騒がせセレブ”として知られるカニエだか、その音楽的才能はリスナー、同輩ミュージシャンともに多くが認めるところ。
本書では『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』を題材に、そのナルシシスティックな人物像と彼の生み出す作品をひも解く。
『College Dropout』『808s & Heartbreak』『Yeezus』など、その他の重要アルバムについても詳しく解説。
日本語版には、本書訳者にしてライターの池城美菜子による解説を追加収録。
さらに、現時点までの全キャリアを総括した巻末付録「カニエ・ウェスト年表」付き。
<著者について>
カーク・ウォーカー・グレイヴス(Kirk Walker Graves)
ライター。テネシー州出身。プリンストン大学卒業。妻と息子とともにナッシュビルに暮らす。