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米レコード音楽業界 3年連続の2桁成長、ストリーミングが75%を占める、アナログ盤がフィジカルの売上高の3分の1を占める

2019/03/02 12:40掲載
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全米レコード協会(RIAA)の新しいレポートによると、2018年の米レコード音楽業界全体の売り上げは3年連続となる2桁成長を記録。音楽作品の売上高は小売りベースで前年比12%増の98億ドル(約1兆900億円)。成長を後押ししたのはストリーミングで、売り上げの75%(74億ドル)をストリーミングが占め、サブスクリプション(定額制)サービス(Apple MusicやSpotifyの有料会員など)がその大部分(54億ドル)を占めています。

一方でフィジカル(CD、アナログレコード他)の売上高は11億5000万ドルとなり、2017年から23%減少、特にCDの売上高は34%減少しており、1986年以来初めて10億ドルの大台を割り込んでいます。人気のアナログレコードの売上高は前年比8%増の4億1900万ドルとなり、1988年以降で最高を記録しています。これはアナログ盤が現在、フィジカルの売上高の3分の1以上を占めていることを意味します。

デジタルダウンロードの売り上げも6年連続で減少しています。