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日本で最初に正式出版される「ブレイクコア」に関する本『ブレイクコア・ガイドブック』発売

2019/02/24 14:05掲載
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ブレイクコア・ガイドブック 上巻: オールドスクール・ハードコア・インダストリアル・メタル
ブレイクコア・ガイドブック 上巻: オールドスクール・ハードコア・インダストリアル・メタル
日本で最初に正式出版される「ブレイクコア」に関する本。『ブレイクコア・ガイドブック』の上下巻がパブリブから3月10日発売。著者はブレイクコア・レーベルMurder Channelを運営している梅ヶ谷雄太。

以下インフォメーションより

突然ですが『ブレイクコア・ガイドブック』を出します。上下2巻同時発売で、著者はブレイクコア・レーベルMurder Channelを運営されている梅ヶ谷雄太さんです。

ブレイクコアはテクノのサブジャンルの一つで、最も自由で過激で複雑とされています。

メタルやレゲエ、ヒップホップ、クラシックなどありとあらゆるジャンルを飲み込み
映画のセリフやゲーム音もサンプリング、アーメンブレイクやガバキックを高速ビートで再構築

当初、1冊のつもりで制作していたのですが、サブジャンルの中に更にサブジャンルが沢山あり、1冊では収まらない規模の広がりを見せている事が分かりました。またカラフルなアートワークのジャケットが多い為、オールカラーでやる必要を感じました。

その為、2冊に別け、上巻を第一世代達を扱った「オールドスクール・ハードコア・インダストリアル・メタル」、下巻を2000年代中盤の多様化を見せたブレイクコア黄金期から現在の最新事情までを扱った「ラガコア・ブレイクビーツ・マッシュコア・カットアップ・ジャズ・IDM・エクスペリメンタル・ レイブコア・アシッド」にしています。

2冊合計で60万字近くあるので、下手すると3冊にしても良かったぐらいのボリュームです。

扱うアーティストは上巻で;

■Venetian Snares レゲエ、ジャズ、クラシックをも包摂するブレイクコアの第一人者
■Rotator ブレイクコア代表するPeace Off主宰するシーン総支配人
■Christoph Fringeli 総本山的レーベルPraxisを創業したブレイクコアの守護神
■Drumcorps 楽器を同時生演奏のパフォーマンスでワールドワイドな人気
■DJ Scud 強烈なアティテュードでブレイクコアの原型を作り上げた先覚者
■Igorrr デスメタルやバロック、オペラをも融合させるフランスの鬼才
■Bong-Ra デスメタルから乱入し、撹乱して立ち去っていったデストロイヤー
■他Doormouse、Dev/Null、Droon、Baseck、Ladyscraper、DJ Skull Vomit、SA†AN等
下巻では;
■Xanopticon 超細密プログラミング近未来的電子音ブレイクコアで騒然
■Jason Forrest 懐かしディスコやカントリー歌手も動員して踊りまくる人気者
■Ruby My Dear カオティックでプログレッシブなビートに美メロを載せる音の芸
■Gore Tech サイバーパンク&メタルな世界観でWarStepを提唱する第3世代
■FFF 膨大なコレクションから的確なサンプリングで同業者からも信頼
■Electromeca 野太いベースにサイケ感でビートジャンキーから熱烈な支持
■UndaCova 超複雑グリッチ・ビートに高速展開するフラッシュコアの真髄
■他Cardopusher、Deformer、Shitmat、Drop the Lime、Sickboy、OVe-NaXx等多数
また上下巻ともに、ブレイクコアにまつわる多角的なコラムや分析記事も設けています。
「ブレイクコア用語解説」
「ブレイクコア・レーベル紹介」
「ブレイクコアの起源とムーブメントまで」
「メタルとブレイクコアの邂逅Metal Breakcore」
「Murder Channel ライブの記録集」
「Should we stick to Breakcore? by Miii」
「ブレイクコア・アーティストによる別名期活動」
「ブレイクコア・アーティストによるオフィシャル・リミック」等

そしてこんな大著になってしまったもう一つの原因が、インタビューが大量に集まってしまったからです。以下が、インタビューに回答してくれたアーティスト達です。

DJ Scud
Christoph Fringeli
Rotator
Baseck
Droon
Passenger of Shit
L?K?O
Bong-Ra
Drumcorps
Dev/Null
DJ Skull Vomit
Ladyscraper
FFF
Gore Tech
Munchi
Stazma the Junglechrist
Drop the Lime
Jason Forrest
Knifehandchop
Sickboy
OVe-NaXx
Ruby My Dear
UndaCova
Xanopticon
Twenty Knives
KA4U

分かる人が見れば分かりますが、そうそうたるメンツで長年ブレイクコアシーンで、信頼を勝ち得てきたMurder Channelが著者だからこそ答えてくれたと言えます。特に普段滅多にインタビューに応じない人たちが応じてくれました。ブレイクコアがこうして書籍としてまとめられるのは、日本は当然世界でも初めてのようです。前代未聞の音楽資料になるはずです。

上下巻両方共A5判並製200ページ、オールカラーで3月10日頃までには店頭に並ぶ予定です。是非お買い求め下さい。

http://publibjp.com/20190219
■『ブレイクコア・ガイドブック 上巻: オールドスクール・ハードコア・インダストリアル・メタル』

テクノ・サブジャンルで最も
自由・過激・複雑
上巻ではパンク、ハードコア・テクノ、デスメタル
等の影響を受け、シーンの土台を築いた
反逆精神溢れるオリジネーター達

時に著作権を無視し、フリーダウンロードで売上を放棄。メタルやヒップホップ、
レゲエ、クラシック等あらゆるジャンルを飲み込み、掃除機の起動音をもサンプリング

●Venetian Snares レゲエ、ジャズ、クラシックをも 包摂するブレイクコアの第一人者
●Rotator ブレイクコア代表するPeace Off主宰するシーン総支配人
●Christoph Fringeli 総本山的レーベルPraxisを創業 したブレイクコアの守護神
●Drumcorps 楽器を同時生演奏のパフォーマンスでワールドワイドな人気
●DJ Scud 強烈なアティテュードでブレイク コアの原型を作り上げた先覚者
●Igorrr デスメタルやバロック、オペラを も融合させるフランスの鬼才
●Bong-Ra デスメタルから乱入し、撹乱して 立ち去っていったデストロイヤー
●他Doormouse、Dev/Null、Droon、Baseck、Ladyscraper、DJ Skull Vomit、SA†AN等
●「ブレイクコア用語解説」「ブレイクコア・レーベル紹介」「ブレイクコアの起源とムーブメントまで」「メタルとブレイクコアの邂逅Metal Breakcore」「Murder Channel ライブの記録集」等のコラムも

■『ブレイクコア・ガイドブック 下巻: ラガコア・ブレイクビーツ・マッシュコア・カットアップ・ジャズ・IDM・エクスペリメンタル・ レイブコア・アシッド』

アーメン・ラガ・ガバキック
下巻では2000年代黄金期から最新状況までMurder Channel完全解説
ブレイクコア全史!

同時に発売される上巻と合わせて世界の名だたる27アーティストのインタビュー
2巻合計約60万字、貴重なホームスタジオやライブ写真もオールカラーで掲載

●Xanopticon 超細密プログラミング近未来的電子音ブレイクコアで騒然
●Jason Forrest 懐かしディスコやカントリー歌手も動員して踊りまくる人気者
●Ruby My Dear カオティックでプログレッシブなビートに美メロを載せる音の芸
●Gore Tech サイバーパンク&メタルな世界観でWarStepを提唱する第3世代
●FFF 膨大なコレクションから的確なサンプリングで同業者からも信頼
●Electromeca 野太いベースにサイケ感でビートジャンキーから熱烈な支持
●UndaCova 超複雑グリッチ・ビートに高速展開するフラッシュコアの真髄
●他Cardopusher、Deformer、Shitmat、Drop the Lime、Sickboy、OVe-NaXx等多数
●「Should we stick to Breakcore? by Miii」「ブレイクコア・アーティストによる別名期活動」
「ブレイクコア・アーティストによるオフィシャル・リミック」等の充実したコラムも

<著者について>
1985年生まれ、東京都出身。2002年頃から都内でDJを始め、2004年に自身主宰イベント「Murder Channel」をスタート。恵比寿Milk や中野heavysick ZERO、吉祥寺Star Pine's Cafe、渋谷Lounge Neo、難波Rockets、名古屋Cafe Domina、金沢Manier 等、様々なクラブで回を重ね、2017 年にはブリストル(UK) のThe Black Swan にてMurder Channel のイベントも開催。2005 年から海外アーティストも積極的にブッキングし、多くのアーティストの初来日を成功させた。
2007 年からはMurder Channelをレーベルとしてスタートさせ、現在までに40タイトル以上の作品を発表。PS3 のゲームソフト『Savage Moon』のサウンド・トラックのリミックス・コンピレーションや、日本の漫画『ドロへドロ』のオフィシャル・サウンドトラックの監修も務める。
その他にも、極端な音楽をメインに紹介するGHz Blogにて不定期にインタビューや特集記事を公開中。