BBC - David Bowie: Finding Fame
デヴィッド・ボウイ(David Bowie)の新たなドキュメンタリー番組『David Bowie: Finding Fame』が英BBC TWOで2月9日放送。本編クリップ映像が4本公開されています
このドキュメンタリー『David Bowie: Finding Fame』は、フランシス・ウェイトリーが手がけるボウイ・ドキュメンタリー三部作の最終章。これまでに『David Bowie: The Last Five Years』『David Bowie: Five Years』がBBCで放送されています。
『David Bowie: Finding Fame』では、ボウイが名声を得る以前の時代をフィーチャー。彼が“デヴィッド・ボウイ”の名前を使い始めた直後の1966年を起点に、後に時代のアイコンとなるアイデアが多く芽生えたこの時期を振り返り、ボウイはどのようにしてジギー・スターダストを創造したかについて探究します。
またドキュメンタリーでは“David Bowie and the Lower Third”というバンドが1965年11月2日にBBCオーディションを受けた時のレポートをBBCアーカイブスから新たに発掘し、深く掘り下げています。このオーディションでは、「Chim-Chim-Cheree」(『メリー・ポピンズ』劇中曲)とオリジナル曲「Baby That’s A Promise」を演奏しています。
この番組では、最近発掘されたデヴィッド・ボウイがジギー・スターダストとして初めてテレビ出演した時の映像も放送予定。
ジギー・スターダスト初期のTVパフォーマンスとしては、1972年7月に放送された英BBCの番組『Top of the Pops』で「Starman」を披露したことが知られています。
今回発掘されたのは、その1ヶ月前の同年6月に出演した英TV局ITVの番組『Lift Off With Ayshea』の映像。この番組のマスターテープは、Granada TVがテープをデジタル化する際、誤って映像のほとんどを消去してしまったため、永久に失われたと思われていました。
英BBCによると、最近になって、ファンが当時の番組を家庭用ビデオレコーダーに録画していたことが判明。発掘されたビデオテープは、普通に再生したらバラバラになる可能性があるほど劣化しており、慎重に修復作業が進められています。
番組のプロデューサー兼ディレクター、フランシス・ウェイトリーは「ファンにとっては、これは聖杯のようなものだ」と語っています。