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デヴィッド・ボウイがジギー・スターダストとして初めてテレビ出演した時の映像を発掘

2019/01/30 08:31掲載(Last Update:2019/02/01 11:43)
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David Bowie performing as Ziggy Stardust, with Trevor Bolder and Mick Ronson - Photo by REX/Shutterstock
David Bowie performing as Ziggy Stardust, with Trevor Bolder and Mick Ronson - Photo by REX/Shutterstock
デヴィッド・ボウイ(David Bowie)がジギー・スターダストとして初めてテレビ出演した時の映像が発掘されています。

ジギー・スターダスト初期のTVパフォーマンスとしては、1972年7月に放送された英BBCの番組『Top of the Pops』で「Starman」を披露したことが知られています。

今回発掘されたのは、その1ヶ月前の同年6月に出演した英TV局ITVの番組『Lift Off With Ayshea』の映像。この番組のマスターテープは、Granada TVがテープをデジタル化する際、誤って映像のほとんどを消去してしまったため、永久に失われたと思われていました。

英BBCによると、最近になって、ファンが当時の番組を家庭用ビデオレコーダーに録画していたことが判明。発掘されたビデオテープは、普通に再生したらバラバラになる可能性があるほど劣化しており、慎重に修復作業が進められています。

BBCでは、2月にデヴィッド・ボウイの新たなドキュメンタリー番組『David Bowie: Finding Fame』をBBC TWOで放送する予定で、今回発掘された映像も放送できるように、現在も修復作業が行われています。

番組のプロデューサー兼ディレクター、フランシス・ウェイトリーは「ファンにとっては、これは聖杯のようなものだ」と語っています。

このドキュメンタリー『David Bowie: Finding Fame』は、フランシス・ウェイトリーが手がけるボウイ・ドキュメンタリー三部作の最終章。これまでに『David Bowie: The Last Five Years』『David Bowie: Five Years』がBBCで放送されています。

『David Bowie: Finding Fame』では、ボウイが名声を得る以前の時代をフィーチャー。彼が“デヴィッド・ボウイ”の名前を使い始めた直後の1966年を起点に、後に時代のアイコンとなるアイデアが多く芽生えたこの時期を振り返り、ボウイはどのようにしてジギー・スターダストを創造したかについて探究します。

またドキュメンタリーでは“David Bowie and the Lower Third”というバンドが1965年11月2日にBBCオーディションを受けた時のレポートをBBCアーカイブスから新たに発掘し、深く掘り下げています。このオーディションでは、「Chim-Chim-Cheree」(『メリー・ポピンズ』劇中曲)とオリジナル曲「Baby That’s A Promise」を演奏しています。

【Update:2019/02/01 11:43】
『David Bowie: Finding Fame』の放送日が決定。英BBC TWOで2月9日放送

以下は1972年7月に放送された英BBC『Top of the Pops』での「Starman」演奏映像