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『小説 火の鳥 大地編』朝日新聞で連載、手塚治虫の構想原稿を元に直木賞作家・桜庭一樹が創作

2019/01/24 15:50掲載
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手塚治虫
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『小説 火の鳥 大地編』が4月6日から朝日新聞土曜別刷りbeで連載開始。手塚治虫の構想原稿を元に直木賞作家・桜庭一樹が創作

以下プレスリリースより

株式会社朝日新聞社(代表取締役社長:渡辺雅隆)は創刊140周年を記念して、桜庭一樹さんの「小説 火の鳥 大地編」を朝日新聞土曜別刷りbeでスタートします。

手塚治虫さんの漫画「火の鳥」は、不死鳥である火の鳥を追い求める人々を描き、人間の尊厳や愚かさを描く壮大な大河ロマンです。1967年の「黎明編」から本格的に始まり、88年の「太陽編」を最後に、翌年の手塚さんの死で未完となっていました。ただ、手塚プロダクションの資料室には、続編とみられる「大地編」の構想原稿が残されていました。それは400字詰め原稿用紙にして2枚あまりという短いものですが、手塚ロマンのエッセンスが詰まっています。

その原稿を元に、直木賞作家・桜庭さんが想像力の翼を広げ、長編小説を紡ぐことになりました。土曜別刷りbeで、毎週掲載していきます。

挿絵は、「鉄腕アトム」をはじめ手塚作品をモチーフにした作品を多く手がけている、イラストレーターの黒田征太郎さんです。

二人のコラボレーションにご注目ください。

■掲載概要

媒体:朝日新聞 土曜別刷りbe
タイトル:小説 火の鳥 大地編
掲載日(予定):毎週土曜日 4月6日から1年間

■桜庭一樹さんプロフィール

さくらば・かずき 作家。1971年生まれ。1999年作家デビュー。「GOSICK」シリーズで人気を博し、2007年、鳥取の旧家に生きる女3代とその一族を描いた長編『赤朽葉家の伝説』で日本推理作家協会賞、08年、父と娘の切ない関係を描いた『私の男』で直木賞を受賞。現在、朝日新聞読書面(土曜日掲載)で「古典百名山」を連載中。手塚治虫文化賞選考委員。


■黒田征太郎さんプロフィール

くろだ・せいたろう イラストレーター。1939年生まれ。69年、グラフィックデザイナーの長友啓典氏とデザイン事務所「K2」設立。 同年、ワルシャワ国際ポスタービエンナーレ受賞。野坂昭如さん著「戦争童話集」の絵本化や映像化を手がける。国内外で平和をテーマに活動し、「ピカドンプロジェクト」など核兵器廃絶を訴える芸術活動にも取り組む。