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ジミ・ヘンドリックス『Electric Ladyland』50周年記念盤 6曲入りサンプラーが公開

2018/11/09 04:24掲載
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The Jimi Hendrix Experience / Electric Ladyland 50th Anniversary Deluxe Edition
The Jimi Hendrix Experience / Electric Ladyland 50th Anniversary Deluxe Edition
ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス(The Jimi Hendrix Experience)が1968年にリリースしたアルバム『Electric Ladyland』。発売50周年を記念した50thアニヴァーサリー・デラックス・エディションから、ディスク2「At Last...The Beginning: The Making of Electric Ladyland: The Early Takes」のサンプラーが公開。計6曲がSpotifyで聴けます



このエディションの日本盤は11月14日発売。日本盤はCD3枚+Blu-ray1枚ヴァージョンのみ。海外盤は11月9日発売。海外ではアナログレコード6枚+Blu-ray1枚ヴァージョンも同日発売されます。リイシュー元はリリース元はLegacy Recordings/ソニーミュージック。

CD1(またはLP1&2)は、オリジナル・アナログテープからマスタリング・エンジニアのバーニー・グランドマンが新たにリマスタリングしたオリジナル・アルバムを収録。

CD2(またはLP3&4)は『At Last...The Beginning: The Making of Electric Ladyland: The Early Takes』で、これまで未発表であったデモやスタジオ・アウトテイクを20曲収録。ジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)自身がドレイク・ホテルでオープンリールを使って録音したデモ音源や、バディ・マイルス(Buddy Miles)スティーヴン・スティルス(Stephen Stills)アル・クーパー(Al Kooper)をゲストに迎えて行ったセッション録音も収録されます。

CD3(またはLP5&6)は未発表ライヴ・アルバム『Jimi Hendrix Experience: Live At The Hollywood Bowl Sept. 14, 1968』で、ジミヘンの遺族らによる財団Experience Hendrix傘下Dagger Recordsのオフィシャル・ブートレグ・シリーズのひとつ。『Electric Ladyland』リリース数週間前に行われた、1968年9月14日のハリウッド・ボウル公演のライヴ音源で、最近発掘されたという2トラックのサウンドボード・レコーディングからの録音音源12曲が収録されています。

Blu-rayにはドキュメンタリー『At Last... The Beginning: The Making of Electric Ladyland』のほか、オリジナル・エンジニアのエディ・クレイマーがミックスした、初となる『Electric Ladyland』の5.1サラウンド・サウンド・ミックスと、ハイレゾ・ステレオ・ミックス(非圧縮24 bit/96 kz high resolution audio)を収録。

このエディションには、48ページのフルカラー本も同梱。この本にはジミヘンの手書きの歌詞、アルバム・ジャケットの別案、当時の所属レーベルへの同作に関する指示などが含まれ、また初出となるエディ・クレイマーが撮影したレコーディング・セッションからの未発表写真も掲載されます。

また、このエディションでは新たなカヴァーアートを採用。ニューヨークのセントラルパークにある「不思議の国のアリス」の像の前でバンド・メンバーと子供たちを撮影したリンダ・マッカートニー(リンダ・イーストマン)撮影の写真が使われています。

以下は以前に公開された映像

ジョー・サトリアーニ(Joe Satriani)が『Electric Ladyland』について語る特別映像




エディ・クレイマーのインタビュー映像


エディ・クレイマーのインタビュー映像


トレーラー映像


エディ・クレイマーのインタビュー映像


以下日本盤リリース決定時のインフォメーションより

不世出のギタリストであり、音楽家でもある、ジミ・ヘンドリックス。1968年に発表されたザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスの歴史的名盤『エレクトリック・レディランド』が50周年を迎え、3枚組CDにBlu-ray1枚を加えた計4枚組仕様の『エレクトリック・レディランド50周年記念盤』として、11月14日に日本発売される事が決定。

CD-Disc1、『Electric Ladyland』は、当時LP2枚組で発売されていたオリジナル・アルバム『エレクトリック・レディランド』をバーニー・グランドマンがオリジナルのアナログ・テープからリマスタリングを施し収録。

ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスの3作目のアルバム『エレクトリック・レディランド』のオリジナル盤は、1968年10月16日に発売、生前にリリースされたスタジオ・アルバムとしては最後の作品となり、全米アルバム・チャートの1位を獲得。ジミ・ヘンドリックスがプロデュースと監督を務めたこの作品は、今でも米国外で最も売上の多いジミ・ヘンドリックスのアルバムであり、ファースト・アルバム『アー・ユー・エクスペリエンスト?』を凌いでいる。

同作には当時、トラフィックのスティーヴ・ウィンウッド、クリス・ウッド、デイヴ・メイスン、ジェファーソン・エアプレインのジャック・キャサディ(「Voodoo Chile」のベースを担当)、そしてジミ・ヘンドリックスが後に自ら組んだバンド・オブ・ジプシーズのメンバー、バディ・マイルス(「Rainy Day, Dream Away」と「Still Raining, Still Dreaming」のドラムスを担当)など豪華ゲストプレイヤーが参加を果たしている。またシングルとして全米シングル・チャートのトップ20入りを果たした、ボブ・ディランの「見張塔からずっと(All Along the Watchtower)」のカヴァーなど、大半の曲でヘンドリックス自らベースも担当している。録音された解釈として、史上最高とみなされているこのカヴァー・ヴァージョンに関して、1995年にボブ・ディランは「他の人たちが見つけようと思いもしないようなものを、ジミはこの曲に見いだしたんだ。彼は空間の使い方によって、さらにいいものを作ったんじゃないかと思う」と明言している。ディランは1974年の時点で自身の曲を演奏するのにヘンドリックスのテンプレートを用い始めており、究極の形でリスペクトの念を表明していた。

CD-Disc2、『At Last...The Beginning: The Making of Electric Ladyland: The Early Takes』には、未発表デモ音源やスタジオでのアウトテイクを20曲収録。ヘンドリックスがティアック社製のオープンリール式テープ・マシンで1968年初めに録音した曲のアイデアのデモ、ニューヨークのサウンド・センターやレコード・プラントでの初期のセッション、「Angel Caterina」と「Little Miss Strange」の未発表ヴァージョンには、バディ・マイルスとスティーヴン・スティルスがゲスト参加。「Long Hot Summer Night」にはヘンドリックスとミッチ・ミッチェルがフィーチャーされており、アル・クーパーもピアノで参加。また、「At Last...The Beginning」は、のちに「...And The Gods Made Love」となった曲の初期のヴァージョンである。また1968年3月、マンハッタンのドレイク・ホテルに滞在中に録音されたジミのデモには、「Voodoo Chile」や「Gypsy Eyes」といった名曲の形成期の演奏や、クオリティが高かったにもかかわらずアルバムに収録されることのなかった「Angel」や「My Friend」などの楽曲の魅力的なスケッチが収録されている。

CD-Disc3、エクスペリエンス・ヘンドリックス傘下、ダガー・レコーズの公式ブートレッグ・シリーズの一環である『Jimi Hendrix Experience: Live At The Hollywood Bowl Sept. 14, 1968』は、アルバム『エレクトリック・レディランド』リリースの約1か月前に行われた、1968年9月14日のハリウッド・ボウルでの未発表ライヴ。最近発見された2トラックのサウンドボードからの録音音源12曲が収録されている。

同梱されるBlu-rayには、高い評価を博した長編ドキュメンタリー『At Last...The Beginning: The Making of Electric Ladyland』(日本語字幕付)と、オリジナル・アルバム『Electric Ladyland』の[非圧縮LPCMステレオ 24ビット/96k](Uncompressed LPCM Stereo 24b/96k)、[非圧縮 LPCM 5.1サラウンド 24ビット/96k](Uncompressed LPCM 5.1 Surround 24b/96k)、[DTS-HD マスターオーディオ 5.1 サラウンド24ビット/96k](DTS-HD Master Audio 5.1 Surround 24b/96k)が収録される。

ドキュメンタリーには、ヘンドリックスが生前制作した全作品のエンジニアを務め、死後の作品もほぼ全作単独または共同でプロデュースを手がけたエディ・クレイマーが『エレクトリック・レディランド』のオリジナル・アルバムのレコーディングに際し、ジミたちが用いた技術のプロセスを説明するのにオリジナルのマルチトラック・テープの一部を再生しながら説明し、エクスペリエンスのノエル・レディング、ミッチ・ミッチェル、バディ・マイルス、ジャック・キャサディ、スティーヴ・ウィンウッド、デイヴ・メイスンらが当時を振り返っている。

「『エレクトリック・レディランド』を5.1サラウンド・サウンドでミキシングすることをずっと夢見てきました」とエディ・クレイマーは語っている。「ジミと私が1968年にやろうとしていた冒険心あふれるタイプの音には理想的な媒体のようにかねてから思ってきました。<Voodoo Child (Slight Return)>の最初のサラウンド・ミックスを完成させたときは、目に見える直感的な興奮を覚えました。掛け言葉になりますが、圧倒的なエクスペリエンス(経験)でしたよ。私たちはこの曲をサラウンド・テスト用に考えていました。音を聞いた瞬間、ジミと自分があの“とらえどころのない”音を見いだそうとしている自分たちの試みに笑いながら、ステレオ・アルバムをミキシングしていたときのことがフラッシュバックしましたよ」。『エレクトリック・レディランド50周年記念盤』に同梱されるブルーレイにはこれらの5.1サラウンド・サウンド・ミックスが収録される。ヘンドリックスの作品群にあるスタジオ・アルバムとしてはまったく初めてのこととなる。

ニューヨークのセントラル・パークにある『不思議の国のアリス (Alice in Wonderland)』像の前にバンド・メンバーと子供たちがいるという新しいジャケット写真は、リンダ(・マッカートニー)・イーストマンが撮影したもの。ジミ自身がアルバムのジャケット・イメージとして選んだ画像である。この写真はリプリーズ・レコーズから発売された米国盤のジャケットの内側に追いやられ、白黒で印刷されていた。トラック・レコーズからリリースされた英国盤にはまったく使用されず、代わりに裸の女性が見開きに19人並ぶ写真が使用された。ヘンドリックスがこの写真をひどく忌み嫌ったのは有名な話である。このたびリンダ・イーストマンの写真が史上初めてフル・カラーで、ジミ・ヘンドリックスの元々のヴィジョン通りに『エレクトリック・レディランド』のジャケットを飾ることになる。

上記4枚のディスクとジミの手書きの歌詞、アルバム・ジャケットの別案、当時の所属レーベルへの同作に関する指示や、エディ・クレイマー本人が撮影したレコーディング・セッションの未発表写真、音楽評論家のデヴィッド・フリック、プロデューサーのジョン・マクダーモットの英文ライナーなどが収録されたフル・カラーの48Pブックレットが『エレクトリック・レディランド50周年記念盤』に付属する。

また、輸入盤として同内容のLP6枚+Blu-ray 1枚のセットも11月9日に発売される。


●3CD+Blu-ray版


●6LP+Blu-ray版
●『Electric Ladyland - 50th Anniversary Deluxe Edition』
エレクトリック・レディランド 50周年記念盤

<日本盤情報>
品番:SICP-5917〜20
価格: \\11,000+税 
発売日:2018年11月14日(海外発売日2018年11月9日)
仕様:全生産限定盤 / 3CD+1Blu-ray(日本語字幕付) / 直輸入パッケージ仕様 / 歌詞・対訳・解説付

<収録曲>

【CD-Disc1】 Electric Ladyland

1. ...And the Gods Made Love
2. Have You Ever Been (To Electric Ladyland)
3. Crosstown Traffic
4. Voodoo Chile
5. Little Miss Strange
6. Long Hot Summer Night
7. Come On (Let the Good Times Roll)
8. Gypsy Eyes
9. Burning of the Midnight Lamp
10.Rainy Day, Dream Away
11.1983...(A Merman I Should Turn to Be)
12.Moon, Turn the Tides...Gently Gently Away
13.Still Raining, Still Dreaming
14.House Burning Down
15.All Along the Watchtower
16.Voodoo Child (Slight Return)

【CD-Disc2】 At Last...The Beginning: The Making of Electric Ladyland: The Early Takes

1. 1983...(A Merman I Should Turn to Be)
2. Angel
3. Cherokee Mist
4. Hear My Train a Comin'
5. Voodoo Chile
6. Gypsy Eyes
7. Somewhere
8. Long Hot Summer Night (Demo 1)
9. Long Hot Summer Night (Demo 3)
10.Long Hot Summer Night (Demo 4)
11.Snowballs at My Window
12.My Friend
13.At Last...The Beginning
14.Angel Caterina
15.Little Miss Strange
16.Long Hot Summer Night (Take 1)
17.Long Hot Summer Night (Take 14)
18.Rainy Day,Dream Away
19.Rainy Day Shuffle
20.1983...(A Merman I Should Turn to Be)

【CD-Disc3】 Jimi Hendrix Experience: Live At The Hollywood Bowl Sept. 14, 1968

1. Introduction
2. Are You Experienced?
3. Voodoo Child (Slight Return)
4. Red House
5. Foxey Lady
6. Fire
7. Hey Joe
8. Sunshine of Your Love
9. I Don't Live Today
10.Little Wing
11.Star Spangled Banner
12.Purple Haze

【Blu-ray】 

・長編ドキュメンタリー 『At Last…The Beginning: The Making of Electric Ladyland』

・アルバム『エレクトリック・レディランド』の[Uncompressed LPCM Stereo 24b/96k]

・アルバム『エレクトリック・レディランド』の[Uncompressed LPCM 5.1 Surround 24b/96k]

・アルバム『エレクトリック・レディランド』の[DTS-HD Master Audio 5.1 Surround 24b/96k]

を収録