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全リスナーの86%がストリーミングサービス利用 約半分はYouTubeで音楽を聴く 英国拠点の音楽業界団体が報告

2018/10/11 08:08掲載
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英ロンドンに本部を置く国際レコード産業連盟(IFPI)が新たに発表した音楽消費動向のレポートによれば、全リスナーの86%がオンデマンド型のストリーミングサービスを通じて音楽を聴いており、その大半(52%)はYouTubeのような動画配信サイトで音楽を聴いていると報告。YouTubeは47%を占めます。またストリーミングサービスを利用するリスナーの28%は有料の音楽ストリーミングサービスを、20%は無料のストリーミングサイトを利用しています。

IFPIは、ユーザー1人当たりの年間の推定収益額はSpotifyが20ドル(約2250円)であるのに対し、YouTubeは1ドル(約110円)にも満たないとも報告。ユーザーアップロードサービスは適正な価値を音楽コミュニティに還元していないと伝えています。

またIFPIは、38%のリスナーが著作権違反の音楽を入手しているとも報告。最も多いのはストリームリッピングで32%。ファイル交換によるダウンロードは23%、検索エンジンからの入手は17%と報告しています。

レポートの詳細は以下のPDFでご覧になれます。
https://www.ifpi.org/downloads/Music-Consumer-Insight-Report-2018.pdf