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エルヴィス・プレスリーのゴスペル新アルバム『Where No One Stands Alone』がSpotifyで全曲リスニング可

2018/08/10 01:45掲載
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Elvis Presley / Where No One Stands Alone
Elvis Presley / Where No One Stands Alone
エルヴィス・プレスリー(Elvis Presley)のゴスペル新アルバム『Where No One Stands Alone』がSpotifyで配信開始。全曲リスニング可。このアルバムは、生前エルヴィスが録音したゴスペル・ソングのヴォーカル・トラックに新たに録音された演奏とバッキング・ヴォーカルを重ねた作品です



アルバムは海外で8月10日、日本で9月に発売予定。リリース元はソニー・ミュージック。

以下は以前に公開された音源・映像

「Where No One Stands Alone」のミュージックビデオ。この曲ではエルヴィスの娘、リサ・マリー・プレスリー(Lisa Marie Presley)との時空を超えた共演が実現。リサ・マリーはアルバムのライナーノーツの中で、「父と歌うのは、とても力強い、心を動かされる経験でした」、「歌詞が私に語りかけ、魂に触れるのです。父にもほぼ同じように語りかけていたと確信しています」と語っています。



リサ・マリーがこの共演についてに語る動画


メイキング映像


「Saved」


以下リリース決定時のプレスリリースより


エルヴィス・プレスリーの音楽の原点と言えるゴスペル・ソング。生前エルヴィスが録音したゴスペル・ソングのヴォーカル・トラックに新たに録音された演奏とバッキング・ヴォーカルを重ねたアルバムが完成。ジョエル・ウェインシャンカー、リサ・マリー・プレスリー、アンディ・チャイルズがプロデュースを手がけ、バッキング・ヴォーカルにはダーレン・ラヴ(「'68 カムバック・スペシャル」で初共演)、シシー・ヒューストン(エルヴィスのステージでスウィート・インスピレイションズのメンバーとして、1969年以降、エルヴィスのステージで共演)、ジ・インペリアルズのテリー・ブラックウッド、アーモンド・モラレス、ジム・マレー(エルヴィスのゴスペル作品『偉大なるかな神』に参加)、ザ・スタンプス・カルテットのビル・ベイズ、エド・ヒル、ドニー・サマー、ラリー・ストリックランド(ザ・スタンプス・カルテットは長年、エルヴィスのバックアップを務めた)といった、エルヴィスとステージやスタジオを共にした音楽界のレジェンド達が参加している。注目すべきトラックは、エルヴィス・プレスリーとプリシラとの間に生まれた娘、リサ・マリー・プレスリーと時空を超えて共演が実現したアルバム・タイトル曲の「ホエア・ノー・ワン・スタンズ・アローン」。リサ・マリーはアルバムのライナーノーツの中で、「父と歌うのは、とても力強い、心を動かされる経験でした」、「歌詞が私に語りかけ、魂に触れるのです。父にもほぼ同じように語りかけていたと確信しています」と語っている。

アルバムには1965年にトップ5入りを果たしたヒット曲「クライング・イン・ザ・チャペル」をはじめ、「偉大なるかな神」、「ユール・ネヴァー・ウォーク・アローン」、賛美に満ちたゴスペル調ロックの「セイヴド」、伝統的な讃歌や霊歌の「ソー・ハイ」、「スタンド・バイ・ミー」、「イン・ザ・ガーデン」、「アメイジング・グレイス」)など、エルヴィスが愛したゴスペル・ソングが14曲収録されている。

エルヴィス・プレスリーはかつてこう語っていた。「2歳の頃から僕はゴスペル・ミュージックしか知らなかった。人生のとても大きな一部になって、踊るのと同じくらい自然なことだったんだ。悩みから逃避したり、僕なりに自分を解放する手段だったね」。

エルヴィスの象徴でもある世界を変えたロックンロールを生み出したのは、ブルース、ブルーグラス、カントリー、スウィング、ポップといったスタイルの爆発性のあるミックスだったが、エルヴィスの人生全体を通じて彼とその音楽的ヴィジョンを支えてきたのは、子供時代に聴いてきた讃歌や霊歌、教会音楽であり、深く根ざしたゴスペルのルーツだった。

生涯で受賞した2度のグラミー賞はいずれもゴスペル作品。『偉大なるかな神』でエルヴィス自身初のグラミー賞を受賞(ベスト・セイクレット・パフォーマンス)。そして、『至上の愛』で2度目のグラミー賞を受賞(ベスト・インスピレーショナル・パフォーマンス)している。

エルヴィスの友人や家族は、エルヴィスが自宅やコンサート前のウォームアップにゴスペルを歌っているのを聞いたことをよく思い出す。

「5週間連続でひと晩2回ショウをやったんだ」。ラスベガスのインターナショナル・ホテルで行っていた滞在型コンサートのひとつの間に収録されたドキュメンタリー『エルヴィス・オン・ツアー』中のインタビューで、エルヴィスはそう語っている。

「よくみんなで上の階に行って、夜明けまで歌ったよ…ゴスペル・ソングをね。僕たちが聴いて育った曲だ。…ともかくも心が安らぐんだ。僕の心もね」。

「これが父のお気に入りのジャンル。それは疑いようがありませんでした」と、アルバムのライナーノーツの中でリサ・マリーが語っている。「父はゴスペルを歌っているときが一番情熱的で、心穏やかに見えました。家で自分自身と私のためだけに歌っているときであろうと、ステージで何千人ものファンを前に歌っていたときであろうと、本当に活き活きしていたものです」。
●『ホエア・ノー・ワン・スタンズ・アローン (Where No One Stands Alone)』
輸入盤:2018年8月10日発売 (CD、12インチ・アナログ盤)
(国内盤CD:9月発売予定)

1. I've Got Confidence
2. Where No One Stands Alone
3. Saved
4. Crying In the Chapel
5. So High
6. Stand By Me
7. Bosom of Abraham
8. How Great Thou Art
9. I, John
10. You'll Never Walk Alone
11. He Touched Me
12. In the Garden
13. He Is My Everything
14. Amazing Grace