世界で初めて製品化されたファズ、MAESTRO FUZZ TONEの回路の設計を手がけたエンジニアのグレン・スノッディー(Glenn Snoddy)が5月21日、米テネシー州マーフリーズボロの自宅で死去。地元メディアMusfreesboro Daily News Journalが報じています。96歳でした。
グレン・スノッディーは、世界で最初のファズ(FUZZ)音とされている、カントリー・ポップ・シンガー、マーティー・ロビンスの「Don't Worry」(1960年)で録音エンジニアを担当。この曲でギターを弾いているのは、ロイ・オービソン「Oh,Pretty Woman」でもギターを弾いていたグラディー・マーティン。この時のファズ音はレコーディング・コンソールが故障していたことで生まれた偶発的なものでしたが、その後、グレン・スノッディーは、自ら新たにトランジスタを組み合わせて、“ファズ”なサウンドを生み出す回路を作りだしています
Don't Worry - Marty Robbins