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2017年の世界音楽売上 ストリーミングが最大の収入源に 約4割に成長

2018/04/25 14:51掲載
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IFPI's Global Music Report 2018
IFPI's Global Music Report 2018
国際レコード産業連盟(IFPI)が2017年の全世界の音楽売上をまとめた「グローバル・ミュージック・レポート2018」を発表。

それによれば、2017年の全音楽売上は173億ドル(約1兆8800億円)で前年よりも8.1%増加。増収は3年連続。成長をけん引しているのはストリーミングサービスで、2017年の有料ストリーミングサービス利用者は1億7,600万人。ストリーミングの売り上げは41.1%増加の66億ドル(約7195億円)で、2017年の音楽売上全体の38.4%を占め、史上初めてストリーミングが音楽業界の最大の収入源となっています。

2017年はフィジカル(CDなど)の売り上げは5.4%減少し、またダウンロードの売り上げは20.5%減少しています。ダウンロードやストリーミングなどのデジタルフォーマットの売り上げの合計は94億ドルで、音楽売上全体の54%を占めています。

またレポートによれば、売上ベースでの音楽市場の規模は米国、日本、ドイツ、英国、フランスがトップ5。市場成長率では中南米が17.7%を記録しています